冷凍「馬さし専用自動販売機」が船橋・本町にも、鎌ケ谷に本社がある馬肉専門加工・卸業者が展開
10/1(土)冷凍「馬さし専用自動販売機」が船橋・本町にも
鎌ケ谷に本社がある馬肉専門加工・卸業者が展開
船橋市本町にあるカレー店「箕輪商會」(船橋市本町2-4-7)が入る建物「箕輪館」の脇に「馬さし専用自動販売機」が今夏から登場している。
同自販機を管理するのは、馬肉専門の加工場を持ち、卸業を営む「NTCデリバ」(鎌ケ谷市富岡1-4-6)。現在、千葉県内に21台の馬刺し専用自動販売機を設置する。市川市、松戸市での設置が多く、売れ行きのいいところでは月の売上げが30万を超える場所もあるという。
NTCデリバ代表・沢井亮祐さんは「コロナ前までは飲食店さんに馬肉を卸していたが、コロナ禍で以前よりも需要が下がった。飲食店利用について、以前のように戻ることはないと思っている。ならば、おいしくてヘルシーな馬肉をみなさんの食卓に届けたいと、数年前から研究・開発を続けていた。冷凍での小売用商品が、ようやく商品となり『冷凍馬刺し』をお届けすることができるようになりました」と話す。
「馬肉は鉄分が非常に多い。そのため、変色をどう防ぐか、パッケージや家庭での利用のしやすさ、見た目など、商品化に至るまで試行錯誤した。牛や豚肉で使われる機械の使い方をメーカーさんに勧められても、馬肉の場合は同じようにはいかないケースが多々ある。部位によっても扱いが変わる。今回の商品は、馬肉の知識を詰め込んで、馬肉専門店で食べるクオリティをお届けできる商品に仕上げられました」とも続けた。
同自販機は現在のところ全30台を設置予定で、今後も首都圏を中心に設置予定だという。自販機の利用については「夜中でも買って行かれている方がいるようです」と沢井さん。「ぜひご家庭で、馬肉専門店で食べるクオリティの馬肉を味わっていただきたいです」と笑顔を見せる。