高根小6年生がマルシェで模擬店運営、「小学校最後の行事を楽しく過ごしてほしい」と保護者らがサポート

  2022/11/6
シェア ポスト 送る

11/6(日)高根小6年生がマルシェで模擬店運営

「小学校最後の行事を楽しく過ごしてほしい」と保護者らがサポート

 高根小学校前の桜井石油洗車場「洗車戦隊アラウンジャー」(船橋市高根町2869-5)で11月5日、高根小学校6年生有志22人とその保護者が中心となり、「キッチンマルシェinたかね」が開催された。

 息子が同校6年生で、同イベントでは世話人となった仲村学さんは、開催経緯について「コロナ禍で行事が次々中止になってきた中で、6年生最後の行事を思い出深い楽しいものになるようにと企画した。また、新しいバザーのあり方を模索し、ゲームなど模擬店は子どもたちが中心になって運営、食は外部委託し、地元のキッチンカーなどに来てもらうイベントにした」と話した。

 同日の午前中には高根小学校で授業参観が行われた。その後、校内ではPTAによるバザーが開催されたが、新型コロナウイルス感染防止のため、校内での飲食や調理はできず、イベントは縮小され、寄贈された日用品や野菜の販売だけが行われた。

 PTA会長の保竹愛さんは「コロナ以前のようにバザーを楽しくしたいと思い、普段から米作り指導などで小学校に協力し、さらには今年9月には同会場で縁日やキッチンカーなどを集めた秋祭りを開催した仲村さんに相談したことがきっかけで、イベントが実現した」と話し、「以前のバザーは保護者が模擬店を運営するなど負担が大きかったが、このような形だと親子でいっしょに楽しめるのでうれしい」とも。

 6年生有志が運営した模擬店は、射的、型抜き、ストラックアウト、ガラガラくじ、コリントゲーム。1回100円~300円で楽しめることもあり、順番待ちする子どもたちで長打の列ができた。会場に訪れた子どもたちはゲームを興じ、スタッフの6年生たちは交代でマルシェを楽しんだ。

 キッチンカーは「焙煎珈琲 秋田屋」「コンパーレ・コマーレ」「ハワイアンバーガー オハナ」「チュロス レディバグ」が出店した。

 同会場の桜井石油の櫻井綾子さんは「子ども達の遊ぶ場が少ないので、喜んでもらえてうれしい」と笑顔で話した。

 仲村さんは「会場として場を提供してくださった桜井石油の代表・櫻井政人さんは、地元の消防団つながりで協力していただいた。また、賛同いただいた保護者の皆さんには、模擬店手伝い、子どもたちの見守り、場内パトロール、チラシの配布、ごみ箱設置などにご協力いただきました。小学校も主旨を理解していただき、校庭を駐輪場として開放していただき、本当にありがたいです」と感謝を述べた。

 6年生有志たちはこの日のために放課後や休日に集まって、模擬店の内容、ルール、単価や特典、景品内容など相談してきたという。保護者らはアドバイスや、買い物などの事前準備をサポートした。仲村さんは「準備を始めたころは何をしていいかわからない様子だったが、少しずつ決まり、予行演習などをしていくと次第に実感が湧いたようで、やる気に満ちてきた。楽しむだけでなくお金のありがたみを知るなど、いい職業体験にもなったと思う」と振り返った。売り上げの一部はPTAに寄付される予定。

  • 模擬店のスタッフは6年生有志

  • コリントゲーム担当の女子児童たち

  • 「型抜きゲーム」には親子で夢中に

  • 家族連れでにぎわうマルシェ会場

MyFunaねっと
MyFunaねっと
千葉県船橋市に特化した情報を発信するタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」編集部が運営するローカルニュース「MyFunaねっと」の情報を掲...
プロフィールや他の投稿を見る

シェア ポスト 送る