京成バスに飲酒運転根絶ラッピング仕様車が登場、来年末まで市内を運行
11/26(土)京成バスに飲酒運転根絶ラッピング仕様車が登場
来年末まで市内を運行
京成バスシステム(船橋市栄町1-10-10)で「飲酒運転根絶」を呼びかける新たなラッピングバスが登場し、11月25日にお披露目会が行われた。同バスは、同日より船橋駅と南船橋駅を結ぶ路線を中心に運行している。
今回の取り組みは、飲酒の機会が増える12月を前に、飲酒運転への注意喚起をより一層強化するため、船橋警察署、京成バスシステム、船橋地区安全運転管理者協議会が連携して実施したもの。
新たなラッピングバスは、車体下半分の下地が黄色にし、黄色の上に青と赤色の文字で「交通安全は職場から 飲酒運転根絶!」と大きく書かれ、その横には千葉県警察シンボルマスコット「シーポック」も描かれている。
お披露目式では同ラッピングバスが登場した後、京成バスシステムの宮本貴史社長と社員10人が船橋警察署・杵渕賢二署長に対し、事業所として飲酒運転根絶への取り組みの継続を誓う宣言が行われた。宣言後に宮本社長は「飲酒運転は絶対にあってはならない。京成バスでは日々の厳正なアルコールチェックを継続していく」と話した。
その後、船橋地区安全運転管理者協議会の内海新三郎会長からは、市内在住のアート書道家・矢野華風さんが制作した飲酒運転根絶ポスターとチラシが、宮本社長と杵渕署長に対して贈呈された。
矢野さんは今年の秋の交通安全運動で一日警察署長を務めており、その縁でポスターとチラシの制作を矢野さんが担当した。同ポスターとチラシは、市内飲食店や公民館などに掲示や配布の依頼をする予定だという。
お披露目式終了後は同バスの内覧会も行われ、同ラッピングバスの運行に合わせて新たに収録した飲酒運転根絶を呼びかける車内アナウンスも披露された。アナウンスの声を務めたのは船橋警察署交通課の岩舘沙紀さん。「緊張したが、飲酒運転根絶の思いを込めて、聞き取りやすい声で話すことを心がけた」と岩舘さん。警察官の声がバスの車内アナウンスとして流されるのは珍しい取り組みだという。
同バスの運行は来年12月31日までの予定。