「ロシア民話『ゆきむすめ』を紙芝居に イラストレーター小倉正巳さんが制作」
2/4(火)「ロシア民話『ゆきむすめ』を紙芝居に
イラストレーター小倉正巳さんが制作」
イラストレーターの小倉正巳さん(67)は、ロシアの民話「ゆきむすめ」を題材にした紙芝居を教育画劇から出版した。
本作は年少向け紙芝居シリーズ「はじめての世界の民話」の一環として制作され、全12ページで構成されている。
物語は、子どもがいないことを寂しく思っていたおじいさんとおばあさんが、真っ白な雪で女の子を作るところから始まる。夏になり、森で他の子どもたちと遊ぶ「ゆきむすめ」は、次第に元気を失っていく。この切ない物語を通じて、季節の移り変わりや自然の儚さを子どもたちに伝える内容となっている。
小倉さんは、日本大学芸術学部美術学科を卒業後、グラフィックデザイナーを経てフリーランスのイラストレーターとして活動。広告、児童書、教科書、パッケージなど、幅広い分野で活躍しており、今回の紙芝居もその一環として手掛けた。
本作は、2歳から3歳の子どもたちを対象としており、市内外の書店やオンライン書店で購入可能だ。書店での注文で取り寄せも可能。
また、Amazonでも取り扱っており、「はじめての ゆきむすめ 小倉正巳」で検索すると見つかる。
小倉氏は自身のSNSで「紙芝居が発売になりました。僕はロシアの民話『ゆきむすめ』を担当しました。ちょっと切ないお話です。ご興味のある方は書店やAmazonでも購入できます」とコメントしている。
教育画劇の営業部もSNSを通じて新刊情報を発信しており、詳細はそちらで確認できる。
小倉氏は1957年、千葉県香取市佐原に生れ。1980年に日本大学芸術学部美術学科を卒業し、1982年に都内のデザイン事務所に就職。1988年からフリーランス・イラストレーターとして活動を開始した。
2018年には船橋市西図書館で作品「小さなりゅうとなかまたち 小倉正巳おしごと図鑑」を発表している。小倉氏の作品は、大人も子どもも楽しめるものを目指しており、多くの絵本やイラストが評価されている。