アンデルセン公園近くの2施設でSDGsをテーマに「わわわのわ」、キッチンカーやワークショップなど多彩な内容
12/14(水)アンデルセン公園近くの2施設でSDGsをテーマに「わわわのわ」
キッチンカーやワークショップなど多彩な内容
アンデルセン公園近くのキャンプ場「りんごの輪」(船橋市豊富町1429-3)と野菜直売所「フナベジ」(豊富町1482-235)が12月11日、SDGsをテーマとしたイベント「わわわのわ」を共同開催した。
同イベントは、ひとの「わ」、ひろがる「わ」、ちきゅうの「わ」、へいわ「の」、つながる「わ」から一文字ずつとって輪をイメージした「わわわのわ」をコンセプトとして、「一人でできないこともみんなで繋がれば大きな力に」との思いが込められている。
「フナベジ」会場では、規格外のため市場に流通しない新鮮なアウトレット野菜を多数販売したほか、キッチンカー「glycine」「ワイルドな焼き芋屋」「星のカケラ」「kiku_su」「ありす」の6店舗やワークショップブースなどが出店した。
出店内容は、フードロス削減のためアウトレット野菜を使用したメニューの販売や、店舗で販売できなくなったロスフラワーを使った花活けイベントなど、SDGsに関連したものに。
入場無料の「りんごの輪」会場では、「バンブーどんぐりスライダー」や「オナモミダーツ」など気軽に楽しめるブースのほか、参加費2,000円で木の実クラフトや壁画アート、竹を使ったマイボトル作りなどのクラフトワークショップも開催。「学校や園ではなかなかできない体験をさせてもらっています」と参加者は話した。
木の実クラフトでは全国各地で集められたという木の実や種を使って、まつぼっくりのクリスマスツリーを作成。好きな木の実や種を子どもが選び、親子で楽しみながら製作する姿が見られた。
「りんごの輪」の会場内には10m×2mの壁を彩る壁画アートを設置。これは「地球はともだちproject」代表の小久保恵美さんによるもので、子どもから大人までがハンドペイントでダイナミックに描いて楽しむ様子が見られ、居合わせた子ども同士がつながる場面も見られた。当日描かれた壁画アートは、2023年3月末「りんごの輪」2周年記念で改めて披露する予定だという。
市内の子育て支援団体「特定非営利活動法人フードバンクふなばし」から提供されたお菓子のプレゼントもあり、SDGsに関するクイズに参加した子どもたちに無料配布した。
15時からは船橋市出身のメンバーも在籍する「VOODOO LOTUS(ブードゥーロータス)」によるバンド演奏が行われ、子どもから近所に住む年配者までが、リズムを感じながら楽しむ姿が見られた。演奏の最後には「わわわのわ」にちなんだ即興で作曲した歌を披露するなど、アンコールの声も上がり、会場をは一層盛り上がった。
初開催だった同イベントには、2会場で合計約180人が来場。「フナベジ」代表の井嶋武洋さんは「今後もキッチンカーやワークショップなどいろいろな出展者さんを募ってさまざまなイベントを開催していきたい」と話した。
また「りんごの輪」の管理人の齊藤理奈さんは「このイベントを通して周辺の自治会や地域の方々ともより深くつながることができました。地域の方たちの居場所となるような場づくりを今後も目指していきたいと思います」と話した。