船橋市と「セレモ」が「地域見守り協定」、地域住民の異変を素早く察知
12/25(日)船橋市と「セレモ」が「地域見守り協定」
地域住民の異変を素早く察知
船橋市と「セレモ」(本社:船橋市駿河台1-27-1、TEL0120-02-4444)が12月22日、子どもから高齢者まで地域で孤立せず安心して暮らせるまちづくりを推進するため、「船橋市地域見守り事業の協力に関する協定」を締結した。
船橋市では、さまざまな事業者と締結し、市内事業者が日常の業務の中で気付いた異変を連絡してもらうことで、地域を見守っていく「地域見守りネットふなばし」の取り組みを進めている。協定締結をする企業や団体は無償で協力し、「セレモ」は30団体目の締結先となる。
今回の協定に基づき、市内で7カ所の葬儀場を運営する同社は、営業スタッフのポスティング活動や、本部スタッフが市役所・警察・病院・ホールを行き来する際などに異変を発見した際に、市に連絡する。
「郵便受けに郵便物が溜まっている」「洗濯物が何日も出したままになっている」などのケースを想定し、異変の連絡を受けた市は関係機関とも連携を図りながら、速やかな状況把握と必要な支援を行う。
船橋市役所での締結式に臨んだ同社専務の島田幹夫さんは「セレモは今年で創業60周年を迎えた。全社950人のうち約100人が船橋エリアでの業務に携わっている。協定のことを社内にしっかり周知し、特に各家庭を日々回る営業部を中心に、変化があったらすぐに市に報告させていただく」と決意を述べた。
それを受け、松戸徹船橋市長は「船橋市では独居の高齢者も増えており、高齢者が安心できるまちづくりが大きなテーマとなっている。協力をお願いしたい」と話した。
協定締結後は歓談の時間が設けられ、コロナ禍における葬儀事情に関する情報交換が行われたほか、「セレモ」から松戸市長に60周年記念誌が手渡された。