No.39 「子供達を幸せにするために」「茂原市の子育て環境を良くするために」細谷幸恵さん 茂原市 

  2023/1/20
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以下は 1 年前に書かれた内容です

今回インタビューさせて頂いたのは、1歳3歳5歳、3児の母である細谷幸恵さんです。
幸恵さんは、元保育士として仕事をしており、その後、ご自身でベビーシッター業を始め、子育てママ達のサポートをしてきた経験があります。現在は、工作教室をメインに活動しておりSNSでも発信しています。
また、13年前から始まった青空祭り(白子町)の起案者の1人でもあり、地元地域を盛り上げるために活動しています。その他子育て環境を良くする会の代表も務めています。
様々な経験を通じて、子育てをしている親や子供達を幸せにしたい。という強い想いがあり現在茂原市近郊を中心に様々な活動をしています。

活動の原点 

幸恵さんは、3姉弟の長女として育ち、幼少期から絵を描いたり、何か作ることが大好きだったそうです。弟が2人いるので、弟の友人たちがよく遊びにきたりしていたので、年下の子どもたちのお世話をする機会が多く、昔から小さい子・子供が好きだったそうです。そういった経験から、幸恵さんは短大2年の頃、保育士を目指すことにしました。

公立の保育士採用試験に全て落ちるという挫折を経験

保育士を目指すものの、試験に全て落ちてしまった幸恵さん…周りの友人がぞくぞくと就職先が決まっていく中で、なかなか就職先が見つからず、この時初めて…『私が、本当にやりたいことは何だろう?』と自分に問うように。
その後は、私立の保育所で2年間勤務。好きな子供たちと楽しく過ごし充実した保育士生活を送っていましたが、やはり「自分の本当にやりたいことはなんだろう?」と悶々とする日々がまた続きます。
社会人として今後の自分自身のあり方として迷っていた時期に、家族、友人や恩師…沢山の方々が学びを与えてくれる環境下で、幸恵さんは、枠にとらわれずに自分自身が思い描く「子供達を幸せにする」という形を実現したいと強く想うようになりました。そして、フリーランスのベビーシッターとして、子ども達と大好きで得意な工作をして楽しい時間を創ろう! と一念発起して転身を果たしたのです。

2011.東日本大震災が発生

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この地震の影響で津波の被害に合い、元気が無くなってしまった九十九里浜。その一帯を盛り上げるために、「 子ども達が楽しめるお祭りを創ろう! 」と白子町に住む親友(大和田久未さん)と0からお祭り創りを始めました。
*コロナ禍で昨年3年ぶりの開催となった「白子青空祭り」現在では7000人もの来場者数を誇る白子町の一大イベントとなっています!

茂原市で出産育児をしていく中で困ったことを解決するために

幸恵さんご自身が出産育児を経験したことによって、産後ケアのサービスが茂原市では受けられない現状を目の当たりにしました。ご自身が欲しかったサービスがあれば、他のママ達も助けられるのではないのか?という想いで…「茂原市の産後ケアを考える会」を発足し、署名活動を実施。
その結果、現在では、茂原市内の産婦人科にて産後のママをケアするためのサービスが受けられるようになりました。*「産後ケア事業」 詳しくは茂原市のHPでご確認ください。https://www.city.mobara.chiba.jp/0000005410.html
核家族の世帯が増える中、頼れる人が近くに居ないママ達も沢山います。そんな、ママ達が本当に欲しいものは、子供を見てくれてママ達が休める環境です。
少しの時間でもいい、ほっと一息つける環境があるだけで助かる人たちもいます。
そのために、もっともっと茂原市の子育て環境も良くしていきたい。と幸恵さんは語ります。

最終目標は、自分の子供たちが子育てをするときに「茂原って子育てしやすいよね」と思える環境

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私たちが動かなければ、子育て環境や行政のサービスは良くなっていきません。すぐに何かを出来るわけではないけれど、少しずつ声を上げて改革をしていくことが、次世代のママ達や子供たちを幸せにするために、今私たちができることなのではないのでしょうか。
そのために、これからもどんどん活動していきたい。と、最後に素敵な笑顔と共に語ってくれました。

 


幸恵さんの活動情報

工作教室では、ママネットとコラボして、未就学児~低学年のお子様に向けた親子参加型の工作教室などを開催しています。
近隣のイベント等にも出店し、親子で楽しめる工作教室を行っています。
インスタグラムでは、子供たちが喜ぶ工作物の作り方をUP。
また、ご自身も3児の母でもあり、保育士やベビーシッターの経験を活かし、子育て相談なども受け付けています。とっても笑顔が素敵で、優しく話を聞いてくれる幸恵さんです。
*詳細はインスタグラムをご覧ください。
記者である私自身も、茂原市で子供を育てています。根底から子供たちを幸せにしたいと思っている、幸恵さんの一言、一言が胸に突き刺さりました。現役子育て世代のママ達が集まってもっと声を大にして動いて子育て環境を整えていき、実現していけば、ママ達の笑顔も増え、子供達も幸せになるのではないのでしょうか。
取材・ライター 伊藤遥
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DATA
Instagram
https://instagram.com/sachie_grow_happiness
茂原市の子育て環境を良くする会
Facebook
https://www.facebook.com/mobarakosodatekai/
以上は 1 年前に書かれた内容です
もばらって編集部
もばらって編集部
茂原市周辺を拠点に仕事や地域活動などに取り組む女性たちが集まって編集部を結成! 茂原市&周辺地域の人、物、場所、イベント、ニュースなど...
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