船橋に360度カメラを使ったVR撮影会社「The360」、アフターコロナの卒業式・各種発表会などを見据え
11/3(水)船橋に360度カメラを使ったVR撮影会社「The360」
アフターコロナの卒業式・各種発表会などを見据え
船橋市内に本社を置く映像制作会社「The360」(船橋市本町6-12-20)が新サービス「SCHOOL LIVE360」を発表、船橋市内中心に卒業式や各種発表会での活用を視野に活動を開始した。
同社は、本社登記こそ船橋市内だが、代表の平田瑞穂さんは神奈川県、役員の高橋颯さんは北海道、同じく役員に名を連ねている岡田豊さんは船橋市在住というオンラインでのミーティングがメインとなる会社。
同社ホームページによると、2018年10月に行われた「北海道移住ドラフト会議」で平田さんと高橋さんが出会い意気投合し、2019年3月から活動を開始。2020年に岡田さんが合流し法人化。船橋に本社登記をしたという。WebマーケティングやVR・ARコンテンツ制作を軸に、各メンバーが関わっているビジネス領域で互いの専門知識を活かし事業展開しているという。
今回リリースした「SCHOOL LIVE360」は、主要業務となっているVRコンテンツ制作をライブ配信するサービス。最大4Kの映像にも対応可能な高解像度360度カメラを使用し、入学式や卒業式などをライブ中継する。動画の配信にはYouTubeを活用し、PTA経由で動画視聴用のURLを配布。限定公開で配信する。
式にカメラマンを入れる従来の形式とは異なり、360度カメラを会場内にあらかじめ配置しておくことで生徒や児童の気をそらさないで自然な表情の撮影が可能になるほか、音楽会であれば指揮者や児童の視点、卒業式であれば校長先生の視点で会場を映すことができるという。
「コロナ禍で卒業式や入学式に保護者が参加できない学校が増えている。会場にいても絶対に見ることのできない子ども達のリアルな表情を先生の視点で間近に見ることができ、並行して収録も行うので何度も見直す事ができ、気軽に保存する事ができます」と、同社広報担当の岡田さん。
式終了後もしばらくの期間は視聴可能。一定期間経過後は有料で視聴することができる。また、会場での配信と並行して収録した動画は、オプションでDVDなど制作も受付ける。取材時点では、1撮影の基本サービス料金が10万円(消費税別)から設定されている。DVD制作は100枚が最低制作ロットで単価3500円から。
現在、千葉県が主催する第7回ちば起業家ビジネスプラン・コンペティションにもエントリー。2021年11月2日現在で2次プレゼンまで進んでいるという(同社公式Facebookページより)。
360度カメラで撮影した動画(プロモーション用)↓