ふるさと納税制度による船橋市への令和4年度寄附受入額は約12億円、人気返礼品ベスト10を発表

5/3（水）ふるさと納税制度による船橋市への令和4年度寄附受入額は約12億円

人気返礼品ベスト10を発表

　船橋市広報課が4月28日、令和4年度のふるさと納税制度による人気返礼品ベスト10を発表した。

　総務省が昨年7月に発表した千葉県全体での令和3年度寄附受入額は、117億4千万円。これは千葉県では過去最高額となり、船橋市は、勝浦市、大網白里市に次ぐ第3位となる。令和3年度の寄附受入額は9億6千万円だったが令和4年度の受入額は約12億円、件数は約4万5千件に増えている。

　船橋市の受入額は令和元年度から比べて約4倍へと急上昇し、この理由について、「市が力を入れてきたことが2つある。1つは、ふるさと納税ポータルサイト数の拡充。もう1つは、返礼品ラインナップの充実」だと話す。

　ふるさと納税ポータルサイトについては、現在、「ふるさとチョイス」や「楽天ふるさと納税」など9つのサイトを利用して、寄附を募っている。

　返礼品ラインナップについては、令和元年度は約240品だったが現在は約400品となり、梨やスズキなど、船橋が誇る地場産品が追加となった。

　広報課が発表した「令和4年度人気返礼品ランキング」では、1位＝サッポロ ホワイトベルグ 350ml×1ケース（24缶）、2位＝ヱビス プレミアムエール 350ml×1ケース（24缶）、3位ボーソーの米油ギフトセット、4位＝サッポロ 極 ZERO 350ml×1ケース（24缶）、5位＝ドトール ドリップコーヒー（オリジナルブレンド）、6位＝ヱビスビール 350ml×1ケース（24缶）、7位＝ヱビス プレミアムエール 500ml×1ケース（24缶）、8位＝船橋のなし「幸水」（い志い農園）、9位＝キーコーヒー インスタントコーヒーギフト、10位＝サッポロ GOLD STAR 500ml×1ケース（24缶）となった。

　返礼品の要件としては、「市内で収穫・水揚げ・栽培されたもの」「原材料の主要な部分が市内で収穫・水揚げ・栽培されたもの」のほか、「市内で製造、加工その他の工程のうち主要な部分を行うことにより、当該返礼品の半分を上回る重量や付加価値が生じているもの 」などといった要件がある。

　そのため「首都圏の台所」ともいわれる京葉食品コンビナート内に工場を持つ「サッポロビール」や「ドトールコーヒー」「キーコーヒー」「ボーソー油脂」の商品が人気を集めている。

　ほかにも今年4月からは「文明堂銀座店」も加わるなど、新たに69品が追加となった。加わった商品の一部は、市内に牧場を構えチーズの製造販売をする「皆川牧場」から「チーズ 4 種セット（モッツァレッラ・リコッタ・カチョッタ・スカモルツァ）」、「京樽」の看板商品を詰め合わせた「冷凍上方鮨3種セット」、「三須トマト農園」の「ミニトマト詰合せ2.7kg」、「大塚商店」のドリップバッグコーヒーなど、「やまとダイニング」の松阪牛ハンバーグ・ハムギフトセットAなど（全11種）、「東武百貨店」から「ふなばし野菜おかき+慶長・慶凰セットなど（全6種）など。

　船橋市商工振興課は「市では、ふるさと納税の事業を通し市の魅力を全国へ発信するとともに、地場産品の販路拡大、市の歳入確保を図るため、さまざまな事業者との交流を通して新たな返礼品の開拓を進めていきます。今後の返礼品のラインナップにぜひご期待ください」とコメントしている。

　また、返礼品の登録も随時受け付けている。返礼品に関する問合せは商工振興課ふるさと納税担当（TEL047-436-2461。平日9時～17時）まで。