船橋市前原商店会が警察と協力して子ども向け冊子を作成、市内全小学校1年生に配布
7/18(土)船橋市前原商店会が警察と協力して子ども向けの冊子を作成
市内の全小学校1年生に配布
船橋市前原商店会は、交通安全や不審者への注意を促すために、子どもたちが親しみやすいイラストを使った冊子を警察署と協力して作成し、市内の全小学校の新入生に配布している。
昨年、船橋東警察署と協力して商店会がボランティアでデザイン・作成した交通安全の冊子「プリンスじゅんさのこうつうあんぜん」を市内の全小学校の新一年生に配布。今春は昨年の作品に手を加えた「プリンスじゅんさのこうつうあんぜん」と、子どもを犯罪から守るための標語「いかのおすし」をテーマにした漫画「いかのおすし みんなをまもるたいせつなことば」を新しく作成し、2種類を新小学1年生に配布した。
デザインを担当しているのは、同商店会総務広報委員長の「ケンさん」こと増田健さん。もともと絵を描くことが好きだったというケンさんは、2017年に商店会の夏祭りのイベントで、スタンプではなく絵を集めて絵本にする「絵本ラリー」を企画。その後、絵本に登場する「ルカ」と「さき」を描いた夏祭りのポスターなどを手がけていたところ、船橋東警察署の関係者の目に留まり、防犯などのポスターの作成協力をするようになったという。
約半年かけて警察官と打ち合わせをしながら制作した同冊子は、「子どもがちゃんと読んで理解してくれないと意味がないので、分かりやすい内容にしている」と話す。商店会のポスターなどでも親しまれているキャラクター「ルカ」と「さき」が登場し、漫画で分かりやすく説明している。
商店会会長の大塚さんは「最初は近くの小学校だけに配布という話だったが、せっかく作ったので、市全体の子どもたちに届けたいと思った」と昨年4月に配布した経緯を話す。「商店会周辺は交通量も多く、繁華街もあるので、警察と協力して交通安全の知識を高めたいし、子どもを見守っていきたい」とも続けた。
2人のキャラクターを描いたポスターやチラシは、商店会の各店舗にも掲示する。「危ない目に遭いそうだったり助けが必要な時は、ルカとさきの絵を目印に、ポスターを貼っている店の人に伝えてほしい」と呼びかけている。