白井市「ハイジカフェ」がテイクアウト専門店にリニューアル、「ベーカリーハイジ」商品の予約&ボックス受取システムも導入
11/10(水)白井市「ハイジカフェ」がテイクアウト専門店にリニューアル
「ベーカリーハイジ」商品の予約&ボックス受取システムも導入
白井市に本店を構える「ベーカリーハイジ」(白井市富士137-88、TEL047-442-7702)に隣接する「ハイジカフェ」が、テイクアウト専門店として11月9日、リニューアルオープンした。
「ベーカリーハイジ」は1983年、船橋市高根台で創業者である先代・宮下政人さんが開業。1992年に、現在は「ラ・ナチュール・ハイジ」(咲が丘3-10-8)がある船橋市咲が丘に移転。その後、咲が丘の店舗を休業し、1997年に白井市富士に移転、現在に至っている。現在の代表は、船橋市内の小中学校に通った宮下真彦さん。
2014年には「ベーカリーハイジ」の隣に「ハイジカフェ」をオープンし、近隣住民のみならず、遠方からもカフェの利用客が絶えない店舗だったが、新型コロナウイルスの影響でカフェは一時休業に。
一方、コロナ禍において「ベーカリーハイジ」では、入店者に制限を設けなくてはならず、以前に増して、店の前に列ができる状態が続いていた。宮下さんは「並ぶ時間がない方がパンを購入できない状況をなんとかしたいと思っていた。同時に、カフェについても、再びコロナが流行しても対応できる形式にしていかなくてはならないと思っていた」という。
そこで以前はイートイン形式のカフェだった店舗を、今回、大幅にリニューアル。1年半の休業期間を経て、リニューアルオープンさせた。
店内は注文カウンターと、電子ロックがかかった受り取りボックスのコーナーがあるシンプルな造り。店の外にはスタンド形式で飲食できるテラスを設け、「思い切って、テイクアウト専門店にしました」と宮下さん。
カフェで提供するメニューは、コーヒー、ソフトクリーム、プリン、チーズケーキの予定。ブレンドコーヒーにはベーカリーでも使用している北海道小麦の名前を取り入れ、「HONAMI(ほなみ)」「YUTAKA(ゆたか)」の2種(各350円)を提供。カフェラテは、「『ボンソイ』というおいしい豆乳を使ったラテ1本にしぼりました」と宮下さんが自信を持って薦める「ボンソイラテ」(400円)も用意。コーヒー以外のドリンクとして、ホットレモネード(450円)も用意する。
「プリンは、ベーカリーでも人気の商品。そのプリンに使っているジャージー牛乳を使ったソフトクリームを新しく開発しました。ソフトクリームには温めたバケットを添えています。新しいバケットの楽しみ方にも触れていただきたい」と新商品「ジャージー牛乳ソフトクリーム」(400円)は宮下さんの自信作でもある。
「ハイジリッチプリン」(1個300円)は3個セットで箱入りタイプも用意し「手土産にもちょうどいい商品もご用意しました」と宮下さんの姉であり取締役の牧野友紀子さん。
同店のテーマは「シンプル」。「若い世代にも来ていただきたくて、ロゴも一新。『映え』も意識しました」とも。
また、同店で注目すべきは、「全国でこのシステムを導入しているパン屋はうちが初めてじゃないかな」と宮下さんが紹介する、レジ横に設置された、パンの予約受け取りボックス。「以前、東京・目黒にあるバーガー店『ブルースターバーガー』のシステムを見て、ひらめいたんです」と振り返る。
同システムは、WEB上で「ベーカリーハイジ」のサイトから注文したい商品をオーダー。決済までオンラインで済ませることができ、希望する日時に店頭で受け取れるというシステム。
電子ロックされたボックスには受取希望時間の約30分前から購入商品が入り、来店者は中身を確認、暗証番号を入力して商品を受け取るというシステムになっている。
「受け取りボックスは『ブルースターバーガー』からのアイデアで、WEBの注文システムはパンをネット予約注文する『ベイクモール』を活用しています。この2つを連動させちゃえ!と思いついたのがこのシステムです」と宮下さん。さらに「なんでもまずはやってみなくちゃね。コロナ禍では宅配もやったけど、あれはあまりに大変だったのですぐにやめてしまいました。それも、やってみなければ分からなかったこと」とも続け、新たな挑戦に目を輝かせる。
カフェ営業時間は9時30分~15時。