船橋・馬込沢に隠れ家的なカフェ「CHIKA CHI CAFE」 、地元野菜など食材にこだわったメニュー

  2022/6/3
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6/3(金)船橋・馬込沢に隠れ家的なカフェ「CHIKA CHI CAFE」

地元野菜など食材にこだわったメニュー

 東武アーバンパークライン馬込沢駅から徒歩で約5分、木下街道を市川方面に歩いて路地を入ってすぐの場所に「CHIKA CHI CAFE(ちかちかふぇ)」(船橋市上山町3-641-15 1F、TEL 070-8560-1672)が2021年12月4日にオープンしてから半年が経ち、同店の健康志向の料理が地元で話題になっている。

 住宅の1階をリフォームした店舗は、一見、店舗とはわかりにくい外観となっている。店の右手にはテイクアウト専用の窓口があり、左手が店の入り口となる。約8坪の店内は、内装はグレーで統一され、木製のカウンターに椅子5脚と小ぢんまりとしている。

 ランチメニューは2種類用意する。8種類以上の前菜と日替わりメインディッシュ(肉、魚など)と玄米ごはん、スープがつく「スペシャルランチ」(1,480円)と、前菜、玄米ごはん、ポタージュスープがセットの「ポタージュランチ」(1,280円)の2種類。野菜を多く使用し、和食中心のボリュームのある料理は、女性客から特に人気だという。

 代表の雫下智賀子(しずくだ ちかこ)さん(48)は「店は大人の隠れ家をイメージした。店名は私の名前と店が半地下にあること、地産地消、地域活性、人が集まり知識が集まる場所を意味している」と話した。

 雫下さんは船橋市前原出身。前原小学校、前原中学校卒業。現在の上山町には雫下さんが20歳くらいの頃から家族と住んでいる。2020年9月まで、アパレル業界に約21年間勤務。「母が脳梗塞で倒れ、看病しながら仕事ができるように自宅で店を始めることにし、1年かけて準備してきた」と雫下さん。

 「元栄養士の母の影響で味覚が育てられたと思う。元職場の『ISSEY MIYAKE』では『体は食べ物でできている』という考えから、食べ物の味はもとより、見た目やテーブルセッティングなど、食にまつわることも教育され、興味を持たざるを得なかった」と振り返る。

 「暮らす土地の旬のものを食べる」「自然の恵みを残さず、丸ごといただく」という考えのマクロビオティックに傾倒し、前職を辞める少し前にはマクロビオティックの料理教室に通い、マスターコース(師範科)を終了している。

 雫下さんは地元産の野菜にこだわり、竹之内農園(旭町4-7-29)、伊藤果樹園(藤原7-8-30)など近隣から仕入れている。「父の出身地である長野県佐久市の減農薬玄米や野菜も仕入れています」と雫下さん。

 「実は一番の推しメニューはシフォンケーキ。病気の母でも噛めて、カロリーは低いが栄養価が高い。味にうるさい母が褒めてくれたこともあり、食事にもなるものを目指して試行錯誤した。果物や小松菜、ニンジン、春菊など種類も多く、店内はもとよりテイクアウトや地方発送にも対応している」と話す。

 テイクアウトはシフォンケーキなどのスイーツ類、飲み物のほか、ランチボックス(1,100円~、要予約)も提供している。

 「地域の人に愛されるくつろぎの空間を目指しています。自然の旨味を大切に食材にこだわって作っているので残さず食べて下さる方が多くうれしい」と雫下さんは笑顔を見せた。   

 営業時間は、水・木曜=11時30分~19時、金・土曜=11時30分~22時。ランチタイムは11時30分、13時からの2部制、要予約(ランチセットはL.O.14時30分)。テイクアウトは11時から対応。月・火曜定休。

  • 右手はテイクアウトの窓口、左は店の入り口

  • ボリュームのある「スペシャルランチ」(1,480円)

  • 「ベイクドヨーグルトチーズケーキ」をカットする雫田さん

  • シンプルな内装に木のカウンターの落ち着いた店内

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