「誠建クリエート」が馬込沢から湊町に移転、マンション一棟リノベ販売など事業転換も
6/23(土)「誠建クリエート」が馬込沢から湊町に移転
マンション一棟リノベ販売など事業転換も
東武アーバンパークライン馬込沢駅から徒歩1分のところにあった「誠建クリエート」が6月から湊町の「船橋ケイ・ジイ・ビル」(船橋市湊町1-2-21、6階)に移転した。
同所は本町のスクランブル交差点から南へ400mほど、大通りに面したビル。以前の馬込沢の場所では、地域住民が集える場として「ログの駄菓子屋さん」や、社内スペースを利用してバナナジュース専門店の運営、地元クリエーターたちによるマルシェの開催などもしてきた同社。
今回はビルの6階部分、約80平米のスペースに、打ち合わせ室と事務作業できるスペースのみを備えたシンプルな事務所へと大きく変更した。
同社代表の宮本義勝さんは「以前は個人のおうちのリフォームなどを主軸としていましたが、それだけでは経営がなかなか厳しい状況にもなり、大規模リフォームのほうに、より力を入れていくようにシフトすることとしました。マンションなどを一棟まるごとリノベーションして販売するような、法人との取り引きをベースとした事業を今後は軸としていきます」と話す。
オフィスについて、「以前は広いスペースを使っていましたが、実際、スタッフや職人は日中は外へ出ていることがほとんど。オフィス部分としてそんなに広いスペースは必要ないと考え、移転を検討し始めました。船橋からは離れたくなく、船橋の中でもより企業が多く集まる湊町で条件の合う物件に出合えたため、今の場所に移りました」と宮本さん。
宮本さんは船橋市出身。約25年前に職人からスタートし、1996年に双子の兄・宮本貴嗣さんと大規模修繕工事などを請け負う「誠真工業」(本社:八千代市勝田台南2-10-44)を立ち上げ、2016年7月に住宅リフォーム部門を独立させる形で「誠建クリエート」を設立、現在に至る。
「以前から地域課題だと感じていた空き家対策などについても動いていきたいと思っていますが、まずは新しい場所で自社の体制をしっかりと整えていきます」とも宮本さんは続けた。