<えになるかとり かとりっぷ> ◆第百六十二回 川のある風景
2023/6/29
以下は 1 年前に書かれた内容です
ある日の夕方、どこからか篠笛の音が聞こえてきました。
誰が吹いているのかなと、つい気になって音のする方へ行ってみると…
小学生の子供達が“だし”(川に接して、船から荷を積み下ろしするための階段状の船着き場のこと)に集まっていました。
よく見ると、正座をして笛を吹く二人。その前で掛け声をかけながら見守る子達。
子供達が下座のまねごとをして遊んでいたのでした。
歩を止め耳を傾ける人、家から出てきて見守る人、とても平和で穏やかな時間が流れていました。
みんな、お祭り大好きなんだな、と思う瞬間です。
お祭りが近づいてきたと実感するのが、前回、柳がロングヘアになってきたと書いたと思ったら、今週から散髪が始まったことです。
川沿いは軽トラが横付けされ、おじさんたちが梯子を木にかけ、ジャンジャン切っていきます。
川に落ちた枝は、先が鉤手のようになったお手製の長い棒ですくい上げます。
この暑い中、黙々と作業をして、どんどん柳はさっぱりと刈り込まれています。
週末はもう七月に入りますもんね。何が何でもお祭りまでに終わらせなければなりません。
静かに着々と準備がされています。
お楽しみに。
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えになるかとり かとりっぷ
第百六十二回 川のある風景
文・写真 きのしたまみ
毎週木曜日更新
以上は 1 年前に書かれた内容です
NIPPONIA SAWARA
千葉の小江戸。香取市でも江戸情緒が薫る佐原エリア中心に情報を発信していきます。
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