前原の御嶽神社に専任の宮司が就任、鎮座350周年の節目に神職が常駐する神社へ
7/23(土)前原の御嶽神社に専任の宮司が就任
鎮座350周年の節目に神職が常駐する神社へ
新京成線前原駅から徒歩6分、成田街道沿いにある御嶽(みたけ)神社(船橋市前原東5-43-1)に7月1日から新しく専任の宮司が就任した。
同神社は、二宮神社(船橋市三山)が管理する兼務社のうちのひとつで「専任の宮司はおそらく今回が初めてだと思う」と宮司に就任した鳥居南(とりいみなみ)圭吾さん。
京都市生まれの鳥居南さんの家は、代々、伏見稲荷大社の祭祀や運営を担う社家。國學院大學を卒業後、京都府宮津市の元伊勢籠(この)神社や京都市の貴船神社、千葉県勝浦市の遠見岬(とみさき)神社を経て、2017年より二宮神社に奉職。その縁から今回の就任へと繋がった。
これまで御嶽神社には神職が常駐しておらず、地域の氏子によって日々の管理が行われていた。神事の際には二宮神社から宮司が出向き、祈祷などを執り行っていたが、これからは常時受け付けが可能になる。
同神社には「忌炉(いみろ)」と呼ばれるお焚き上げ専用の焼却炉を完備しており、人形などのお焚き上げも受け付けるほか、季節感のある月替わりの御朱印も頒布する。
鳥居南さんは「神様は祀れば祀るほどご神徳が大きくなります。これまで氏子の方々が大切に守ってきた思いを大切にしながら、さらにたくさんの方にご参拝いただけるよう努めていきます。ぜひ身近な神社としてご参拝ください」と話す。
今年創立350周年を迎える同神社。「就任したばかりで少しずつ整えているところですが、節目の年なので何か記念になるようなことも考えていきたい」とも。
御祈祷の受け付けは9時~16時。神職が不在の場合があるため、希望者は事前に電話(TEL047-474-0222)で連絡してほしいとのこと。駐車場あり。