イオンモール津田沼で令和5年度「千葉なし味自慢コンテスト」、県内の各産地から120点の梨が集まる
8/3(木)イオンモール津田沼で令和5年度「千葉なし味自慢コンテスト」
県内の各産地から120点の梨が集まる
イオンモール津田沼(習志野市津田沼1-23-1)で「千葉なし味自慢コンテスト」が、7月29日・30日の2日間にわたって開催された。
同コンテストは梨の消費拡大と産業の発展に貢献することを目的とし、千葉県産の梨の品質向上と魅力を発信するため、県内全域の生産者を対象に最高の一品を決めるコンテスト。昭和45年に第1回を開催し、今年で48回目となる。
対象品種は「幸水」と「豊水」の品種を交互に対象とし、今年は「幸水」が対象となった。県内の各産地から120点が出品され、専門家による審査の結果、特別賞17点、奨励賞12点が決定した。
同コンテストの谷嶋稔会長は「産出額、生産量、栽培面積全てで日本一を誇る千葉の梨の出荷が始まりました。私たちのコンテストでは、糖度、色沢、熟度、形、食味(食感)など、全体のバランスが取れた梨を賞に選んでいます。今年は天候にも恵まれ、たくさんの日光を浴びて糖度が増した梨が出揃ったと思う」と話す。
29日に行われた専門審査では、研究や流通に携わる審査員が、大きさや形、色、糖度などをチェックし採点。最上位に当たる「農林水産大臣賞」は、白井市梨業組合の中嶋智彦さんが受賞、同賞に次ぐ「千葉県知事賞」には印西果樹園芸組合の西井一哉さん、「農林水産省農産局長賞」には鎌ケ谷市梨業組合・飯田展久さんが選ばれた。
なお船橋市果樹園芸組合からは、「三咲園」(三咲4)の佐藤伸夫さんが「千葉県農林総合研究センター長賞」、「植草果樹園」(藤原3)の植草学さんが「全国農業協同組合連合会千葉県本部運営委員会長賞」、「豊田梨園」(大穴北2)の豊田大輔さんが「一般社団法人千葉県青果市場協会長賞」の特別賞を受賞。そのほか、「大金園」(大穴北5)の齊藤光豊さんと「桜井農園」(大穴北2)の櫻井誠さん、「JAいちかわ船橋梨選果場運営委員会B」が「奨励賞」に選ばれた。
30日には、入賞した梨の限定販売とコンテストに出品された梨をランダムに袋詰めした即売会を実施。即売会では、購入希望者が販売1時間前から長蛇の列を作り、販売開始から1時間を待たずに完売する大盛況となった。
「皆さんにぜひ千葉自慢の梨を楽しんでいただきたい」と谷嶋さんは意気込みを話す。