藤原を拠点に訪問看護やリハビリ・予防運動を広める「ココの木」、夫婦で会社を設立
11/25(月)藤原を拠点に訪問看護やリハビリ、予防運動を広める「ココの木」
夫婦で会社を設立
藤原地区、木下街道沿いに今年7月、「ココ訪問看護・リハビリステーション藤原」(船橋市藤原7-8-40)が開所した。
同所を経営するのは、市内在住の西原さん夫妻が設立した「株式会社ココの木」。代表は、小栗原小学校、葛飾中学校出身の西原伸行さん。伸行さんが高校生の時、同級生が交通事故で入院、その時リハビリを実施していたことを見て理学療法士を志したという。
西原さんが免許を取得した後は、理学療法士として船橋病院(現在の船橋総合病院)をはじめさまざまな施設で勤務。その後、東京メディカル・スポーツ専門学校などリハビリ養成学校で15年間教員を務め、日常生活活動学、高齢者のリハビリテーション、介護予防、訪問リハビリテーション、生活環境学などを学生に指導してきた。
妻・マリ子さんは、幼稚園教諭として活動した後、病院内での保育士として勤務。その際、病院での在勤中に高齢者福祉に関心を持ち、介護老人保健施設で実務経験を積み、介護福祉士の資格を取得。現在も市内の複合的な介護施設で勤務を続けること24年。作業療法士の資格も取得した現在は、施設内にある障害者支援施設で勤務を続けているという。
介護の世界で長年勤務してきた2人は、共に「地域に根ざし、貢献したい」という思いが以前からあり、住居を構えている船橋市で会社を立ち上げたと振り返る。
伸行さんは「私たちの事業のひとつが訪問看護・リハビリステーションであり、ソレ意外には、健康、介護の予防となる運動やイベントに地域の人たちがもっと参加したくなるような仕組みを作ることで地域の人の健康を支え、地域の人たちとの交流も生み出したい」と話す。
そのため、「ココの木」としては、訪問看護・リハビリステーションとは別に、地域の人に向けた体力測定、筋力トレーニング、健康体操の測定会や教室開催などにも力を入れていきたいのだとも。また、伸行さんは、パラリンピックの競技「パラローイング」日本代表チームのトレーナーとしても活動している。
また、同事業所では、現在、同じ地区の「訪問看護ステーションISGem(アイエスジェム)」(藤原)とも連携を取り、職員向けの勉強会を共同開催したり、地域の住民向けに作った「ロコモチェック」の資料などを両事業所でお互いに使用できるよう共有し合うなど、一緒に地域のための体制協力を図り、互いに学び合うことで業務の効率化、サービスの質の向上、知識の向上にも取り組みたいと伸行さんは意欲を見せる。