クボタスピアーズが船橋市立医療センター小児病棟を訪問、子どもたちに元気と勇気を
9/20(水)クボタスピアーズが船橋市立医療センター小児病棟を訪問
子どもたちに元気と勇気を
クボタスピアーズ船橋・東京ベイの選手6人が9月13日、船橋市立医療センター(船橋市金杉1-21-1)の小児病棟を訪れ、入院中の子どもたちと交流した。
クボタスピアーズは「NTTジャパンラグビーリーグワン2022-23」で優勝し、日本一に輝いたチーム。ホームタウンである船橋市とは2016年に「相互連携・支援協力に関する協定」を締結し、市内小学校でのタグラグビー教室など、地域貢献活動を積極的に行っている。今回の訪問もその一環として実現した。
同チームによる小児病棟の訪問は今回で3回目となり、新型コロナウイルスの流行前の令和元年11月以来、4年ぶりの訪問。リーグワン初年度新人賞を獲得した根塚洸雅(こうが)選手をはじめ、優勝に大きく貢献した選手6人が訪れた。
同センターの丸山院長は「4年ぶりに実現した交流会。日本で1番強いクボタスピアーズの選手が来てくれました。体格の良い大きいお兄さんたちと触れあうことは、治療中の子どもたちにとって良い機会になるでしょう」とあいさつした。
根塚選手は「子どもの頃は心臓の病気があって走れなかったが、中学生になって治った。走れるようになってうれしかったから、今もラグビーで走り続けている」と自身の経験を話し、子どもたちを勇気づけた。
はじめは緊張した面持ちだった子どもたちも、ラグビーボールを使って触れ合ううちに笑顔が見られた。ラグビーのルールに関するクイズでは元気な声が上がり、終盤には選手に抱っこやおんぶ、サインをもらう様子も見られた。
病室から出ることができない子どもの元には選手がプレゼントを持参し、個別に訪問した。自身もサッカーをしており、学校ではラグビーを真似て遊ぶこともあるという入院中の8歳の男児は「選手と会えてうれしかった。ラグビーのルールも教えてもらったので、試合を観戦に行きたい。クボタスピアーズを応援していこうと思う」と話し、男児の母親は「このイベントを通じて、子どもにとって野球やサッカー以外にラグビーという選択肢が増えたことがうれしい。選手と触れ合ったことで、これから始まるラグビーワールドカップも見方が変わりますね」と笑顔を見せた。