
西船エリアで夏の訪れを知らせる「山野浅間神社祭礼」、多彩な演芸と露店約80店でにぎわう
7/3(木)西船エリアで夏の訪れを知らせる「山野浅間神社祭礼」
多彩な演芸と露店約80店でにぎわう
船橋中央病院近く、国道14号線沿いにある山野浅間神社(船橋市西船1-5-7)で6月30日と7月1日の2日間、「山野浅間神社祭礼」が開催された。
同祭りは、富士山を崇拝する浅間信仰に基づき、毎年富士山の山開きに合わせて行われる行事。6月30日に前夜祭、7月1日に例大祭を実施し、地域の人々が家内安全や農作物の育成、夏越しを祈願する場として親しまれている。
船橋市内では一番長いとされる約220メートルの参道には、約80店の露店が軒を連ね、射的やたこ焼き、金魚すくいなどが並んだ。小雨がぱらつく天候にもかかわらず、18時頃には家族連れや地元の学生グループなど多くの来場者でにぎわった。
特設会場では、2日間にわたり計10種類の演芸が披露された。1日目は千葉大学ジャグリングチーム「Possum」によるショー、横洲かおるさんのライブ、「ancopapa & dream girl」による南京玉すだれショー、「惹女香花」によるお笑いライブのほか、劇団四季の仲間たちによる「ミュージカライブ」も行われ、地元とつながりのある人たちが会場を盛り上げた。
2日目は、船橋出身の宮野下シリュウさんによるマリンバライブ、小栗原小学校合奏部による演奏、船橋在住の落語家・春風亭橋蔵さんの落語、船橋を拠点として活動するアイドルグループ「himawari(船橋)」、p0p0balloonパフォーマー・パールによるバルーンパフォーマンスなどが披露された。
地元アイドルグループ「himawari(船橋)」のライブでは、研修生もステージを披露。ステージ前には男女問わず多くのファンが集まり、全5曲を歌い切るメンバーに向け、雨足が強まる中でもペンライトを振りながら熱い声援を送った。
市内在住の中学生の女子2人組は「同級生が研究生になったので応援に来ました。活動しているのは知っていたけどライブは行ったことがなかった。友達があの中で活動しているなんて、すごい。みんな可愛すぎて一気にファンになりました。もっとライブにも行ってみたい」と笑顔で話した。
同神社には、縁結び・安産・子育ての神としてあがめられている「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」がまつられている。
普段は緑に囲まれた静かな神社だが、この日ばかりは多くの人が訪れ、にぎわいを見せた。祭りの期間中は普段閉ざされている社殿が開かれ、大幣(おおぬさ)で参拝者一人ひとりをお祓いする様子も見られた。