NO.65 韓国の伝統と縄文の文化を融合させた芸術と食と交流が楽しめる店 Bou Jyu・MARU(ボウ ジュ・マル) 一宮町 

  2023/9/30
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2016年に一宮町の古民家に移住した韓国人のキムさん
日本には長く暮らし、仕事にも恵まれて静かに余生を過ごす終の棲家として自然にめぐまれたこの地を選んだそうです。

棒 十 丸

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お店の名前は、古民家の元々の家主のご先祖が網元として所有していた船の名前から取ったと伺いました。
漢字で「棒 十 丸」
屋号「Bou Jyu・MARU」とは違うんだよと教えて頂きました。


ギャラリーの建物で、展示されている作品たち

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一宮町は海が近いという立地もあり
キムさんが海から集めてきたプラスチックゴミを使った作品「プラBEACH」
トーテンポールのような2本の置物「ハングル・ド・タワー」
韓国語のハングル文字をデザイン。今では使われなくなった文字もあり、勉強にもなりますね。

月と太陽

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こちらの大作は、韓国の赤土に縄を巧みに埋め込み、陰と陽を表現

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縄文時代の暮らしに心安らぐというキムさんが、土器を砕き一つ一つ並べデザインした作品 

10月中旬に仮オープン

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他にも銅板に漆を施したりしながら、まだまだ、作品つくりのアイディアは溢れるばかりと話されています。
ですが、改修工事もご自身で施工されるのですから、
「毎日時間が足りなくて静かに余生を送る予定が大きく変わってしまいましたね」と
笑って説明してくれました。
こちらの建物は、ちいきの活性のためのレンタルルームとしての貸し出しや様々なアーティストの作品の発表・展示にも活用できるそうです。
取材当日は、改修中でしたがギャラリーの仮オープンは10月中旬予定とのことです。
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広大な敷地にはいくつもの建物があり、母屋の大きな2階建ての古民家は、美術品や美術関連雑貨などを販売する店舗になります。
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玄関アプローチから見える長屋門は、食が楽しめる飲食店に改修予定。
来年令和6年5月頃が目安です。
ギャラリーからの隣地の借景も、緑ゆたかで美しいですね。
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昨今、様々な古民家の改修利用がありますが、その中でもこうして異文化を取り入れ新しい息吹を加え、多くの方に利用できるように施工されている様子を拝見できます。
圧巻なのは、同じ敷地内にある石を埋め込んだ建物で、こちらは外観のみ(プライベート空間のため)ですが、韓国の建物を彷彿としています。
改修工事に興味があるかたも、良い目の保養になると思います。
いろいろな観点で、広く楽しめるお店がまた1店、一宮町に出来ます。
たくさんの方が訪れて楽しんで頂きたい交流の場所のご紹介でした。

取材・ライター 女将こと牧由美
*掲載内容は取材日時点のものです。
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DATA
Bou Jyu・MARU(ボウ ジュ・マル)
住所 千葉県長生郡一宮町一宮371番地
TEL 080-6717-0691 
ご連絡時間 10:00~17:00
*店舗オープン前の公開です。
御用のあるかたは、工事中であることを考慮して対応してください。
宜しくお願いいたします。
もばらって編集部
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