鳥ちゃん的佐原 第4回「秋祭りのおすすめの過ごし方 中日編」

  2023/10/11
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前回は、秋祭りのおすすめの過ごし方初日編という、ことで僕なりのおすすめの佐原の大祭秋祭りの過ごし方を紹介しました。

今回は中日編です。

中日のおすすめの過ごし方① 「整列完了前」

中日の見どころの1番はなんといっても巡行!

山車全部14台! 全部の町内の山車が順番に運行します!

でも僕的には、巡行が始まる前にもっと見てる方が面白い場面があります。

それが、「整列が決まる瞬間」です。

各町内ミリ単位で、整列します。

皆さん、幼稚園小学校を思い出してみて下さい

整列する時「前の人の肩に手が届くように」や、「列を乱すなぁ」など言われた方もいると思います。

これを、山車でやります。

具体的にいうと、ほていやさんから旧千葉銀までの道には、各町内の看板が年番区によって設置されています!

その看板の前にテープが張ってあり、その位置に山車の左車輪(左のハンマ)がきれいに止まるのがベストです。

また、定位置と道を見て、少しでも傾いてたらアウトです。この場面は、若連頭や当役長などが、厳しく見て、決めます。

少しでもずれていたら、山車の後ろにある担ぎ棒に担いで、ミリ単位で山車の位置を決めます。

この微調整こそが、一番前から見て、道路と平行に人形が並んでいるように見えるのです。

②「山車整列時にまとめて、彫刻に注目」

整列時は、下座さん(お囃子方)が山車から降車しているので、山車の細かな部分が見て取れます。それぞれ計14台の山車には、同じ彫刻は1つもありません!全部の彫刻がすべて違うんです。

山車によっては、物語形式になっている彫刻があるので、必見です。

是非、山車の停車中にご覧ください!

③ 巡行前の総踊り

巡行の開始前に13時半より全町内の総踊りが行われます。全部の町内が一斉に踊る様は圧巻です。また、着流しを着ている町内に注目です。着流しで踊る姿は、寸胴や半纏と違い、きれいで美しいので必見です!

※注意点 巡行中は踊りの披露がありません。踊りの披露が再開されるのは、前年番区の仲川岸区が巡行ルートを曳き終えたタイミングでの再開になります。時間は16時ごろだと思います。なので、総踊りは貴重な瞬間でもあります。

④通し砂切

総踊りが終わると、通し砂切(とおしさんぎり)になります。砂切とは、一言で言うと、「佐原の君が代です。」それぐらい、佐原の人が緊張感をもって扱う曲目です。

砂切という曲目は、演奏される場面が通常2つしかありません。出発と終いの時のみ演奏されます。なので、全部の町内の砂切を聞くことは絶対に不可能です。でも、全部聞けるのが通し砂切!

砂切は、前回書いたときにお話ししましたが、お囃子の流派によって全然違います。その下座連の色が町内の色になり、祭りを象徴するシーンになります。

注目ポイント。聞いている姿勢。

砂切を聞いている若連、祭り人にも注目してほしいです。直立不動でピリピリした雰囲気。そして、自分の町内の順番が来て、砂切を聞いて身を引き締めている姿は、佐原の人が祭りに向ける覚悟が現れる場面です。僕も砂切を聞いている瞬間は、祭りに対して失敗しないよう覚悟を決める瞬間です。

⑤圧巻の小野川の巡行

巡行は14時半ごろ出発し、ほていや前を右折し、小野川を巡行します。個人的にオススメなのが、本宿側から見ることです。対岸の新宿側に山車が14台通ります。

人形も一番高い位置での曳き廻しになります。なので、大人形が列を作りながら小野川を上る様は、圧巻です。

⑥中日だから見れる、これぞ佐原の大祭の夜

16時ごろに、山車が巡行から順次解散します。まだ、コース表が公開されてなく、僕も全然わからないのですが、おそらくお祭りの中心エリアで夜支度をやると思います。

夜支度を終えて、提灯に灯りを付けず、夕日に照らされる彫刻、山車の姿は、佐原の大祭のクライマックスへの序章です。美しい以外の言葉は見つかりません。

これこそが、佐原の大祭の原点でもあると、僕は思います。

⑦ これを見ないと帰れない! 夜の小野川!

やっぱり、佐原に来たからには、夜の小野川を見ないと帰れません。

今年は、土日に運行されるJR特別特急「佐原の大祭秋祭り号」の下りの出発時間も夜8時半に変更さえるなど、夜の佐原の美しさを伝えようとしています。

最後に

今年の中日は、2018年秋祭り以来の、昼巡行です。昼の山車が小野川沿いを運行する美しい姿。是非現地でご覧ください!

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