塚田小3年の吉田湊海さんが空手で全国大会準優勝、悔しさをバネに優勝を目指す
10/13(金)塚田小3年の吉田湊海さんが空手で全国大会準優勝
悔しさをバネに優勝を目指す
塚田小学校3年の吉田湊海(みなみ)さんが、8月に東京武道館で行われた「第23回全日本少年少女空手道選手権大会」に出場し、組手の部・小学3年女子の部で準優勝に輝き、11月開催の関東大会に向けて練習に励んでいる。
吉田さんは、昨年は全国3位になり、今大会では県予選免除で第4シードとして出場。順調に勝ち進み、前大会を上回る成績を収めた。
兄の影響で4歳から空手を習い始めたという吉田さん。全日本空手道連盟に所属する空手団体「和道流 大義道(たいぎどう)」に所属し、多い時は週に5回稽古に通っているという。
同団体は約10年前に船橋市塚田でスタートし、現在は船橋市や市川市を中心に千葉県内数カ所の公民館や小中学校の体育館、幼稚園などで活動している。この日はグラスポ(船橋市藤原5-9-10)で強化メンバーによる練習が行われ、年中から中学生までの選手たちが稽古に励んだ。
稽古場では保護者が指導する姿や、上級者が下の子の面倒を見るなど、道場全体で切磋琢磨している光景が見られた。5歳から空手を習っていたという同団体の指導者・伊藤大地さんは、子どもたちにも「とにかく続けることが大事」と話す。
夏休み中はほぼ毎日稽古に通っていたという吉田さんは「稽古は大変なことも多いけど、楽しい」と笑顔で話す。「空手でうれしいのは、相手に勝てた時。大変なことは、負けている時に相手から取り返すこと」とも。準優勝という結果については「悔しかった。次は優勝を目指してがんばりたい」と強い眼差しで話した。
「娘は負けず嫌いな性格ですが、勝っても負けてもいいので、今は空手を楽しんでもらえたらうれしい」と吉田さんの母親。現在は11月11日に開催される関東大会での予選通過、そしてその先に行われる冬の全国大会での優勝に向けて日々稽古に励んでいる。