船橋大神宮の初詣客で長い列に、初神楽の奉納と灯明台の開放も
1/1(月)船橋大神宮の初詣客で長い列に
初神楽の奉納と灯明台の開放も
船橋大神宮(船橋市宮本5-2-1、TEL047-424-2333)は2024年の新年を迎えた1月1日、晴天にも恵まれ大勢の初詣客でにぎわい、初神楽奉納も行われた。
市内でも最大の初詣客数を誇る同神宮。今年は正午ごろには境内入口の大鳥居から「大神宮下交差点」(宮本1)を超えたところまで、約400mの長い列になるほど多くの参拝客が訪れた。
今回も前回に続き、通常元旦より頒布開始となる干支の土鈴や破魔矢などの正月縁起物を正月を待たずに頒布したり、新年分の御祈祷を「幸先詣(さいさきもうで)」として行ったりした。
同神宮の吉岡賢さんは「幸先詣をする方も前回と同じくらいでしたが、大晦日から元日にかけての深夜の参拝客は昨年より多かった」と話した。「今年は辰年ですので、高くのぼる竜のように皆さんもいろいろな良い意味で上昇するような1年になってほしい」とも。
神楽殿では「初神楽」が午前と午後の2回行われ、参拝客が写真を撮るなど楽しむ様子が見られた。例年、午前は船橋大神宮の神楽、午後は高根神明社(高根町)の神楽が行われるが、高根神明社の神楽は4年ぶり。
船橋大神宮の神楽は元日のほかには、1月3日、節分、10月20日の例祭、12月の二の酉と奉納され、4月3日の水神祭は船橋漁港で行われる。高根神明社の神楽は元日のほか、5月1日、10月15日、高根秋葉神社で10月24日に行われる。
千葉県指定有形民俗文化財の灯明台は、正月の三が日に一般開放している。夏見から来たと話す男性は「今回初めて中に入りました。いつも下から写真を撮っていたのですが、中から見ることができてうれしかった」と話した。灯明台に明かりを灯す年に1度の「灯明台祭」は、例年1月に行われるが、「今年も中止」と発表している。
津田沼から家族連れで来たという主婦は「数年ぶりに参拝に来ました。列が長くてびっくり。今年は穏やかな1年になるといいなと思います」と話した。