ふなばしアンデルセン公園で「インターナショナルフェスティバル」、各国のダンスステージや料理も
10/28(土)ふなばしアンデルセン公園で「インターナショナルフェスティバル」
各国のダンスステージや料理も
ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町525)で10月22日、船橋市国際交流協会主催の「インターナショナルフェスティバル」が開催され、年に一度の無料開放日ともあり多くの来場者がイベントを楽しんだ。
松戸徹市長は「いい天気に恵まれて最高。船橋市にも多くの外国人が居住しているが、このような機会を通して仲良く思いやりのある交流をして欲しい」とあいさつをした。
イベントドームのメインステージでは、南米の音楽と踊りに始まり、船橋市国際交流員のチャーさんが進行を務めたベトナムの踊りでは、チャーさんも鮮やかな色の民族衣装を身に着けて踊りを披露した。
中国の漢服ファッションショーでは中国の時代ごとの珍しい衣装が紹介され、来場者は興味津々の様子で楽しんだ。市内のオーケストラ楽団「ポートソレイユ・オーケストラ」による懐かしいアニメソングの演奏も。
そのほか、3拍子のリズムに乗せて2本の長い竹の間を巧みなステップでかわしながら踊るフィリピンの民族舞踊バンブーダンスの「ティニクリン」では、息の合った足さばきで会場を魅力した。最後は、観客も参加し、見事なステップを踏む子どもたちもいて、会場から大きな拍手が送られた。
メインステージ周辺には、ベトナムのコーヒー、ミャンマー料理、インドのロングポテト、中国のインスタント火鍋や小籠包などの出店もあり、長い列ができるほど盛況だった。また、スペインやオマーン、エクアドルの雑貨や中国の漢服や飾り物の販売もあり、ヘナボディアートをしてもらった人も見られた。
船橋市商工会議所が実施する恒例のホンビノス貝汁サービスは、今年も1000食以上が無料で振舞われた。同所の小原智さんは「外来種で厄介者だったホンビノス貝を、漁業者や料理人、食の流通者の努力でハマグリなど高級貝に代わる食材に育てた。貝汁を通して商工会議所が親しい存在になってくれればいいな」と話した。
親子3人で会場に来ていた、インド出身のシングさんは、「コロナが収まって、子どもも思い切り外遊びをしている。日本に来て6年になるが、日本は清潔で食べ物もおいしい。安全だし周りの人もやさしい。大好き」と話した。
会長の嘉規洋さんは、「市民に愛されるアンデルセン公園で国際交流のイベントができるのはありがたい。多くの市民に参加いただき、ステージや模擬店を楽しみ、明日への活力にしていただければ幸い」と感謝の気持ちを話した。