シャポー船橋内のパスタ専門店「フォークダンス」で生パスタ製麺体験、手作り生パスタ体験に愛知県から駆け付ける受講者も

  2021/12/16
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12/16(木)シャポー船橋内のパスタ専門店「フォークダンス」で生パスタ製麺体験

生パスタ体験に愛知県から駆けつける受講者も

 船橋駅に直結している商業施設「シャポー船橋」1階にある生パスタとデミグラスソースの専門店「フォークダンス」(船橋市本町7-1-1、TEL047-411-7580)で12月12日、生パスタ製麺体験が行われた。

 同店のオーナー冨樫義行さん(62)は、旧船橋市場にあった甘味処の息子として生まれ、船橋で育ち、現在も船橋在住の実業家。大学卒業後、飲食大手の「ケンタッキー・フライド・チキン」入社。新規事業担当として国内外、海外を渡り歩き世界中の食、産地などを食べつくした経験を持つという。

 25年務めたケンタッキーを退職後は、飲食業界のコンサルタント会社を設立。5年間経営し、「自分でオーナーとして飲食店経営していないのにコンサルタントなんて務まらない」と生来の職人気質から2010年12月12日、新小岩にパスタ専門店「フォークダンス」を開店。

 看板メニューに据えたのは、子どもの頃に食べたという思い出の味を再現したパスタ。かつて船橋で伝説の洋食店として知る人ぞ知る名店だったという「ペリカン」のデミグラスソースを舌の記憶を頼りにミートソースで再現した。

 同店のもう一つの特徴となっている「生パスタ」は、メーカー特注の製麺機で店内仕込みしたもちもち食感が特徴の「生パスタ」。「デュラム小麦」を微粉に加工した小麦粉を使用し、もちもち食感を実現。

 店内で粉から仕込み、「寝かせる」ことで生地を落ち着かせ、グルテンの粘性・弾力性を引き出すのが特徴。強烈な圧力で製麺機から細長いパスタ麺の形状に押し出す「押し出し式」を採用して製麺する。強烈な圧力で生地の空気を抜かれ製麺機から押し出された瞬間のパスタは熱を持ち、なめらかでもちもちとした肌触りが心地よいという。

 「この生パスタならではの感触を自分だけのものにするのがもったいなくって製麺体験を始めたんですよ」と、いたずらっ子のような笑顔で胸を張る冨樫さん。製麺体験では、富樫さん経歴を紹介。その後、小麦粉やパスタに関する座学に移る。パスタの種類やパスタが人類と共に歩んできた歴史などを紹介していく。

 次いで、製麺機から押し出されたパスタを目分量で1食分120gに軽量、ハサミでカットして「ばんじゅう」に並べるまでを体験させる。参加者全員の製麺体験が終わると同店自慢の「デミグラスソース」、トマトベースの「ミートソース」、小松菜パウダーを練り込んだ緑のパスタ「小松菜パスタ」と3種パスタを実食させる。

 「食べることが好きで生パスタ専門店を検索していたらこのお店を見つけた。一度、パスタを食べに来たらその美味しさに驚き、その時に『生パスタの製麺体験』がある事を知って今日は朝から3時間かけてやってきました」と、この日愛知県春日井市からやってきたという布目勝也さん。

 「コロナ前は友達と食べ歩きや料理教室、ワークショップなどに参加していたのですがコロナ禍でそうした活動も休止や自粛。久しぶりに皆でおいしいものを食べようと参加した」と、女性3人で参加したグループ。

 製麺体験終了後は、自身がカットしばんじゅうに並べた「生パスタ」を体験の土産として持ち帰れる。参加費2750円(税込み/1人)。6人まで。事前予約制、店頭での予約もしくは、TEL047-411-7580から。体験は、毎月第2日曜日10時~11時半。

 同店の営業時間は、11時~22時。無休。

  • パスタの揃え方を習う参加者女性

  • 小麦粉についての話をする冨樫さん

  • 「押し出し式」で製造されるパスタ

  • かつての名店「ペリカン」の味を再現したというミートソース

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