NO.83 つながりをデザインし新しい価値を生み出す場所「コミュニティカフェSAKURAGI」 茂原市

  2024/4/30
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創業75年を迎える「株式会社さくら印刷」の三代目アトツギ鎌田タカマサ氏が、近々「コミュニティカフェSAKURAGI」をオープンさせる。印刷会社のアトツギがなぜカフェを経営しようと思ったのか?鎌田氏本人にお話を伺ってきた。
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鎌田タカマサ氏は現在32歳。茂原生まれの茂原育ち。大学進学を機に一度は茂原を離れるが、9年前に茂原へ戻り、アトツギとして会社を継ぐ決意をする。

チャレンジの裏側にある人との「つながり」

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鎌田氏は茂原に戻ってからこれまでに、デジタルコンテンツ事業やスクール事業、キャリア教育事業等、いくつかの新規事業を立ち上げてきた。その結果、人や地域、行政との「つながり」が育まれていった。今回、印刷事業とは全く異なるカフェ事業にチャレンジできたのも、これまでに培ってきた人との「つながり」があったからだと言う。
そうした鎌田氏自身の経験が「コミュニティカフェSAKURAGI」のコンセプトに反映されている。「人と人とがカフェを通じてつながり、そこから新しいコト、物、価値が生まれる。そういう場所にしていきたい。チャレンジする人の背中を押すつながりができるきっかけを創りたい。」と静かに熱く語る。

三代目アトツギの意外な原動力

一見物静かな印象の鎌田氏。新しい事へのチャレンジを続けるその原動力について尋ねてみた。「不安なんです。不安だからこそ、それをかき消すためにチャレンジを続けています」鎌田氏の言葉に、私自身もとても背中を押された気分だ。

コミュニティカフェSAKURAGI

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「コミュニティカフェSAKURAGI」は本社から徒歩1分の建物2階にオープン予定。カフェスペース20席、コワーキングスペース20席からなる。カフェではドリンク、軽食、スイーツを提供する。奥様が農業をされていた経験から、現在、生産者さんとの「つながり」を活かしたカフェメニューの開発をしているという。
また、作品展示スペースや物販スペースもあり、定休日にはシェアキッチンとしての利用も可能。利用者それぞれのやってみたいことを実現できる。
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桜の木の下に人が集まるように・・・

最後に、これから目指していくことについて聞かせてもらった。「桜の木の下に人が集まるように、人が集まり、意味のあるつながり、コミュニティが運営され、茂原の地域活性の中心となる場所にしていきたいです」
「コミュニティカフェSAKURAGI」オープンが実に待ち遠しい。

取材・ライター 川﨑佐知子
*掲載内容は取材日時点のものです。
(取材日2024.4.10)
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DATA
コミュニティカフェsakuragi
住所 千葉県茂原市下永吉344-1
営業時間(予定) カフェスペース 10:00~18:00
     コワーキングスペース 7:00~22:00
定休日(予定) 月曜日、火曜日
駐車場 10台程度
席数 カフェスペース 20席 
   コワーキングスペース 20席
Instagram
https://www.instagram.com/community_cafe_sakuragi
Facebook
https://www.facebook.com/share/Z8edum1iGeanjM3P/
株式会社さくら印刷
住所 千葉県茂原市下永吉399-1
TEL 0475-22-3593
HP https://sakura-insatsu.co.jp 
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