前原公園で「ミニSL公園」開催、小さな蒸気機関車が春を彩る
5/1(水)前原公園で「ミニSL公園」開催
小さな蒸気機関車が春を彩る
新京成線・前原駅近くの前原公園(船橋市前原西7-17)で4月27日、石炭を燃やして走る小さな汽車に乗ることができる「ミニSL公園」が開かれた。
主催は前原地区にある自治会「宇津木堀東町会」の青年部「宇翔会」。「子どものために、大人でも楽しく」をモットーに、子どものためのイベントを企画、運営している。前原公園での夏祭りやクリスマス会など、年間を通して活動している。
同イベントは同会が発足した翌年の2020年にスタートし、今回で9回目。例年ゴールデンウイークと御嶽神社の秋祭りに合わせての年2回の開催し、昨年は春秋合わせて1000人が乗車した。近隣自治会でのSLイベント開催が増えたこともあり、今年からは年1回、春のみの開催とした。
ミニSLを運行したのは、鉄道ファンがボランティアで運営する市民団体「習志野鐵道倶楽部」。石炭を燃やして蒸気を吹き出す本格的なミニSLに、子どもも大人も目を輝かせた。
当日は雨がぱらつくあいにくの天気だったが続々と来場者が集まり、3両編成6人乗りの汽車が、1周約3分ほどで公園の中を走った。乳幼児や小学生を中心に、繰り返し乗る子どもの姿も多く見られ、延べ645人が乗車した。隣接のテーブルでは、昔ながらの紙の切符にハサミを入れるコーナーも用意した。
2人の子どもを連れて来場した近隣に住む女性からは「SLイベントへの参加は4回目。掲示板で開催を知って遊びに来た。子どもたちの楽しそうな姿を見ることができてうれしい」といった声が聞かれた。
宇翔会代表の前田邦武さん(46)は「今年も多くの子どもがミニSL公園に来てくれた。途中で雨が降るなど足元の悪い中だったが、子どもたちの楽しんでいる姿を見ることができた」と笑顔を見せる。
メンバーの田村元樹さん(35)は「今年も開催できたことで『4月末には宇津木堀東町会のミニSL公園がある』という認知が広がってきたように感じる。来年はもっと盛り上げていきたい」と意欲を見せる。