「第36回海老川親水市民まつり」でにぎわう海老川 カヌー乗船やドジョウすくいなど盛りだくさん
6/6(木)「第36回海老川親水市民まつり」でにぎわう海老川
カヌー乗船やドジョウすくいなど盛りだくさん
「第36回海老川親水市民まつり」が6月2日、海老川河岸(船橋市市場2)で開催され、多くの来場者でにぎわいを見せた。
NPO法人「環境を考える市民の会」主催の同イベントは、今年で36回を迎え、例年2万人ほどが来場する。会場の海老川両岸では、屋台での飲食物の販売、絵画教室、フリーマーケット、ゲームなどさまざまな模擬店が並び、JAいちかわ船橋駐車場の特設会場ではドジョウつかみや水消火器体験なども行われた。
特設された舞台で行われた式典で、「環境を考える市民の会」理事長の鷲見千代子さんは「川の掃除を始めて50年、親水市民まつりは来年で40年になる。今日は雨予報だったがいい天気になり、私たちの思いが天に届いたようだ。生まれた町を自分たちできれいにしよう、海老川を大事にしようという心で活動している。若い皆さんが、町をきれいにしていくんだという気持ちを持ってもらえればうれしい」とあいさつをした。
実行委員長の相澤友夫さんは、「海老川は皆さんに親しまれる川になった。長くこの祭りを続けてこられたことをうれしく思うし、ボランティアの皆さんに感謝している」と話し、松戸徹船橋市長や元首相の野田佳彦さんら多数の来賓が出席した。
舞台では、八栄小学校5年生による環境学習発表会や船橋太鼓同志会の和太鼓演奏、ミニライブやキッズダンス、船橋の伝統文化ばか面踊りなどが披露された。同日は午後から雨予報だったため、船橋消防局音楽隊の出演は見送られた。
カヌー乗船体験は毎年人気で、今年も長い列ができた。船橋総合病院のスタッフらによるボランティア船頭2人がカヌーを漕ぎ、この日のために設置された橋から乗り込んで、子どもから大人までカヌーを楽しむ様子が見られた。
場内8カ所を回って景品がもらえるというスタンプラリー(1回300円)も開催。正午ごろには1000人近くが参加し、親子で楽しむ様子が見られた。スタンプラリー参加者を対象とした大抽選会は、夕方から雨予報だったため時間を早めて行われた。
また、ごみ拾いボランティア団体の「まるごみ船橋」による清掃活動は、この日は船橋市民文化ホールから同会場内に向けても開催された。
初めて来場したという海神小学校1年の男の子は「ドジョウつかみを始めてやった。ぬるぬるしていたけどたくさんつかめた」と笑顔で話し、毎年来ているという80代の女性は「海老川沿いに座ってステージを見るのがいつも楽しみ。今年も来れてよかった」と話した。