船橋出身の七海遥喜さんが手作りキッチンカーで起業から2年 シュガーバタークレープ専門店として市内各所で稼働

  2024/8/10
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8/10(土)船橋出身の七海遥喜さんが手作りキッチンカーで起業から2年

シュガーバタークレープ専門店「haru」として市内各所で稼働

 船橋市出身の七海遥喜さん(26)が手作りキッチンカーでシュガーバタークレープ専門店「haru」で起業してちょうど2年。商店会の空きスペースやふなばしアンデルセン公園など市内各所を中心に週6日ほど稼働している。

 七海さんが起業したのは2022年7月1日。会社員として勤務する傍ら3ヶ月かけてキッチンカーをDIY制作。退職前にYouTubeでクレープ専門店の動画を何本も見て焼き方を覚え、近所のスーパーなどで食材を購入、見様見真似でオリジナルメニューも開発、徐々に経営を軌道に乗せつつある。

 芝山西小学校、芝山中学校、津田沼高校を卒業。静岡大学では地域創造学環という地域活性化などの授業を学部・学科の枠を超え受講できる環境に身を置きスポーツプロモーションコースで学んだ。

 卒業後はJリーグの試合などイベント興行を企画・運営する企業に就職。「人と接する仕事をしたかったけど、実際は裏方の仕事が中心だった。自分でやってみたいという思いもあったので思い切って起業しました」と七海さん。

 キッチンカーは全て手作り。軽トラックの荷台にキッチンが搭載されているキッチン部分をDIYで制作。トラックの塗装も自ら行った。

 最初のトラックは地域SNS「ジモティー」を通じ車検付き10万円で購入したが1年で壊れたという。現在稼働している2代目はフリマアプリ「メルカリ」を通じ18万円で手に入れたものだ。

 出店は日替わり。出店情報はInstagramやX(旧Twitter)でフォロワーに向けて配信する。

 当初は色々な種類のクレープを提供。この2年の間に自家製クリームを作ったり、フレッシュフルーツにこだわってみたりした。

 結果として、一番シンプルな「シュガーバタークレープ」(450円)が最も売れていると気が付き「専門店」として売り出したのが昨年4月頃だという。

 冬は売れ行きが順調なクレープだが、夏場は思っていた以上に厳しい。自家製ソースにディップして食べる新しい形の商品「クレープホンデュ」で巻き返しを図っているという。

 現在レギュラー出店している高根木戸商店会入り口「三角駐車場」での出店は冬場、週2~3日程度、夏場は週1日くらいを予定している。そのほかスーパーマーケット「ランドローム夏見台店」やショッピングセンター、ホームセンターなどでも出店している。

 出店時間は15時~20時(平日)、13時~19時(土日)。出店情報は以下のInstagramから。

シュガーバタークレープ専門店「haru」

  • パリパリ食感のシュガーバタークレープ

  • 「夏場は鉄板が熱くって大変です」と笑顔で接客する七海さん

  • 450円~と価格帯をおさえて「購入しやすさ」をアピール

  • 高根木戸商店会の入り口付近に定期出店

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