イトーヨーカドー津田沼店が閉店、46年の歴史に幕
2024/10/5
10/5(土)イトーヨーカドー津田沼店が閉店
46年の歴史に幕
新京成線津田沼駅近くのイトーヨーカドー津田沼店(習志野市津田沼1-10-30)が9月29日に閉店し、46年の歴史に幕を下ろした。
同店は1977(昭和52)年11月、「ヨークショッピングスクエア津田沼」として開店。当時、イトーヨーカドー全店舗の中で最大の売り場面積を誇った。同時期には津田沼駅周辺にパルコ、丸井、ダイエー、高島屋などの大型商業施設が相次いで進出し、競争が激化した様子は「津田沼戦争」としてメディアに取り上げられたこともあった。
安全面を考慮し、閉店セレモニーは行われなかったが、最終営業日には多くの人々が集まり、メッセージを書く人や、新京成線への連絡通路や津田沼1丁目公園から建物を写真に収める人の姿が多く見られた。
中学生時代、毎日のように同店に通っていたという50代の女性2人組は「閉店を惜しんで埼玉から駆けつけた。書店や画材店、レコード店など、当時は何でもそろっていて、学校帰りに友達と立ち寄るのが楽しみだった。無くなるのは寂しい」「ユーハイムの喫茶室など、おいしくて特別感のある飲食店があり、親と来たり、友達と背伸びして来たりした」と当時の思い出を語った。
跡地の活用方法についてはまだ公表されていない。
自らも小学生時代に同店の近くに住んでいたという船橋市前原商店会会長の大塚智明さんは「幼少期から40年以上見てきた場所が無くなるのは残念。津田沼の発展に共に寄与した仲間が去るのは寂しいが、別れは出会いの始まりでもある。今後も再開発が進む津田沼駅周辺に、新たな動きが生まれることを期待したい」と話した。
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