【八街市文化財】ちょっとへそ曲がりの神様?北向きの道祖神とは?

  2021/7/18
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以下は 3 年前に書かれた内容です

あなたは「道祖神」というものを聞いたことがあるだろうか?

名前に「神」が付く通り、神様なのだが、「外から来る魔・災いを遮り防いで安全を守る神」といわれることが多い。

近年では交通の神様としても崇められ、よって、三叉路や街の中心、などに設置され民の安全を見守っている。

さて、そんな道祖神だが、八街市に設置されているものはちょっと変わっているようだ。

一般的なものとくらべどのように違うのか詳しく解説していこう。

道祖神とは

道祖神とは「悪疫の進入を防ぎ、村人を守る神」だといわれる、

また、「路傍の神」とされ、近年では交通の神様として崇められるほか、「子孫繁栄」「村の守り神」「縁結びの神」としても信仰される。

形や材質は自然石の他、石碑、石像など様々で村や集落の境界、三叉路などに設置される。

全国的に設置される神様だが、甲信越、関東地方は特に多い。

中国では「道の神」として紀元前から設置されていたようだが、ここ日本では新田開発や水路整備が活発に行われていた時期(18~19世紀)に

特に多く道祖神が作られたとのこと。

八街市の北向きの道祖神

道祖神など神様を祀る際は、基本的に東や南向きに設置されることが多い。

しかし、この八街市の道祖神は「北を向いて」設置されているのだ。

このことから、へそ曲がりの神様として、願掛けする際の習わしも少しユニークで気を遣うものだ。

願掛けの際のルール

①願を掛けたら、満願まで参詣する姿を人に見られてはならない

②帰りに祠の中の石を一つ借りて帰る

③願いが叶ったら石を倍にして返す

このようなことから、願掛けの前にすぐ後ろにある河原「かわらめきの河原」で身を清めてから参詣するなど、さらに気を遣う人もいたそうだ。

場所の詳細

この道祖神は八街市に二つあるJRの駅の一つ「榎戸駅」から徒歩圏内の住宅街の中に位置する。

駅北口を出ると、近くにセブンイレブンがあるので、暑い時期は水分を準備しておいた方が良いだろう。

また、周りは閑静な住宅街なので、騒音などにはご注意を!

◆営業時間:
24時間
◆定休日:
◆駐車場:
有(横にあるお墓の敷地前にスペース有)
◆住所:
〒289-1106 千葉県八街市榎戸  MAP
◆アクセス:
JR榎戸駅から徒歩15分(1.2Km程度)
◆TEL:
043-443-1464 (八街市社会教育課)

ギャラリー

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以上は 3 年前に書かれた内容です

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