NO.98 より良い子育て環境のためにちいき育児に寄り添う「ハッピーマンマ　羽鳥助産院」　長生郡睦沢町

2024/10/30


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現在では三世帯同居も少なく、核家族の家庭が多くなっています。
少子高齢化と言われる中、無事出産でき自宅での始めての育児に悩むお母さん達のために産後ケアというシステムを導入している各市町村。
それぞれの自治体で対応する補助内容や補助金額にもちがいがあります。
今日ご紹介するのは、自らも子育て中の母親であり、産後ケア事業に関わり、ご家庭に訪問して身近に相談でき母親の体のケア、心のケアそして乳幼児のお世話の指導を行っている信頼できる助産師の羽鳥恵美さんです。

育児ノイローゼは、始めての出産後に誰でもが大小ありますが経験することではないでしょうか。
大事な時期といわれる出産から半年の乳幼児期こそ楽しんで過ごせるように母子ともに支えてくれる存在はとても大きいと感じます。

産後ケアとは

羽鳥さんのお仕事は、それぞれのご家庭に訪問しての産後ケアです。
産後ケアの内容は、母乳育児相談、乳房ケア、児の身体測定、沐浴指導、母親のメンタルケア等、多岐に及びます。
各ご家庭ごとに細やかな対応が必要になる大変気遣いが必要な仕事でもあります。

明るい性格の羽鳥さんが、笑顔いっぱいに一緒に子育てをお手伝いしている姿です。

現在、毎日を主婦として、母親として過ごしながら産後ケアのお仕事に奔走されている羽鳥さんですが、ご自身も約８年くらい不妊治療を続けてきた経験もあり、出産後だけではない妊娠までのそうした不妊に対する悩みを持っている女性にも手助けできたらと考えているんですと話してくれました。
まだ、国の政策ではそうした不妊治療にたいする費用補助はなく、ほとんどが実費という経済的にも大きな負担が掛かるのが現状です。
また、妊娠期間中でも、食生活や日常生活の適切なアドバイスで出産時も大きなトラブルがすくない自然分娩が出来るようになります。
それは、出産後の育児にも大きな影響があり、成長期の幼児の生育にも関わると言われています。

大事な子どもたちのために・・・

専門の知識があり、気軽に相談で出来るちいきの子育てにもっと羽鳥さんのようなかたが増えることを願わずにはいられません。
助産院としての施設を将来もつことが目標だと伺いました。
これからも益々必要とされるお仕事だからこそ期待しています。
これを機に妊娠、出産、産後の各自治体の行政に対しても、大事な子ども達を見守る社会のありかたに、皆さんが興味を持っていただけたら良い方向に向かっていけると記者は考えています。

取材・ライター　女将こと牧由美
＊掲載内容は取材日時点のものです。
（取材日2024・9・17）