「千葉なし味自慢コンテスト」受賞者が市長に報告、最高賞は船橋市の植草学さん
12/10(火)「千葉なし味自慢コンテスト」受賞者が市長に報告
最高賞は船橋市の植草学さん
「千葉なし味自慢コンテスト」で受賞した船橋市の梨農家が12月5日、松戸徹市長に受賞を報告するため船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れた。
イオンモール津田沼センターコート(習志野市津田沼1-23-1)で8月31日に行われた、千葉の梨ナンバーワンを決める「千葉なし味自慢コンテスト」で、船橋市果樹園芸組合の植草学さんが最高賞である「農林水産大臣賞」を受賞した。植草さんをはじめ、同コンテストで特別賞を受賞した7人と船橋市果樹園芸組合の伊藤賢司組合長が市役所を訪れた。
同コンテストは「味が自慢の千葉の梨」をキャッチフレーズに、生産量全国一の千葉県産の梨の品質向上と消費拡大を図るため、1970年から実施されている。第49回を迎えた今年は「豊水」を対象とし、千葉県全体で124点の出品があった。船橋の梨は16点が出品され、特別賞7点、奨励賞2点の計9点が受賞した。
受賞した植草さんは、「市の応援や仲間があっての受賞。農薬や肥料の高騰に対する補助金はありがたかった。また、農業センターが活用できるようになって、ここにいる若手みんなで切磋琢磨して研究を重ねることができた」と報告した。
松戸市長は、「千葉県の味自慢コンテストで船橋の農家が7度目の最高賞となった。皆さんが情報交換しながら技術を高めあっていることの成果。おいしい梨は船橋の誇りで、市としても積極的にPRしていきたい」と応えた。
最近の気温の上昇に話が及ぶと、植草さんは「これまでは篤農家の技術を真似すればよかったが、温暖化した現在ではその年の気候にしっかりと向き合って農業をしないと良いものが作れなくなった。潅水装置などの工夫が求められている」と苦労を明らかにした。
なお特別賞を受賞したのは、植草学さんのほか、玉井由孝さん、JAいちかわ船橋梨選果場運営委員会B、豊田大輔さん、加納芳光さん、鈴木克巳さん、伊藤和明さん、櫻井誠さん。