ふなばしアンデルセン公園の企画展で2つの展示、「BAMBOO×ねこのHOPPE~音の風景~」
8/16(月)ふなばしアンデルセン公園の企画展で2つの展示
「BAMBOO×ねこのHOPPE~音の風景~」
ふなばしアンデルセン公園子ども美術館(船橋市金堀町525、TEL047-457-6661)で8月14日、企画展「BAMBOO×ねこのHOPPE~音の風景~」が始まった。
同企画展は、美術家松本秋則さんと妻の同じく美術家である松本倫子さんによるコラボレーション作品と、秋則さんの作品をメインとした二つの展示で構成されている。秋則さんの作品展示は今回で3回目になるという。
1つ目のコラボレーション作品は、秋則さんが作る竹素材のサウンドオブジェに倫子さんの色鮮やかに描かれた愛猫「HOPPE(ほっぺ)」が乗った造形作品。2つの造形物が共鳴し合う空間になっている。
2つ目は、大きなスクリーンにサウンドオブジェと自然の枝が重なり合って映し出されている。竹と竹が奏でる素朴で軽やかな音色は、即興の和音を奏でながら、スクリーンに映し出される枝と竹を使った動く影絵と混ざり合い、見ている私たちを別世界へ取り込んでいく。
秋則さんは、「私たちは猫を飼っています。名前は『ほっぺ(HOPPE)』。『ほっぺが乗り物に乗って空を飛んでいる作品が作りたい』と、突然妻が言い出しました。彼女は今まで『ほっぺ』の絵を描いていましたが、頭の中では立体の『ほっぺ』が私の創作したオブジェに乗っている映像が浮かんでいるようです」と創作のきっかけを話す。「彼女は妄想を抱くように突然アイデアが降ってくる。私は彼女のアイデアを作品にするにはどうしたら良いかと試行錯誤を繰り返して、完成したのが今回のコラボレーション作品です」とも。他に竹のサウンドオブジェと自然素材を組み合わせたアナログの動く影絵の展示もある。
同美術館の永島邦行さんは、「お二人の愛猫がモチーフの「HOPPE」を眺めていると、その愛嬌ある姿と色鮮やかな色彩から明るい気持ちになります。また、竹のサウンドオブジェ、枝と蔓の影絵にはどこか懐かしさを感じ、竹が奏でる素朴な音色に心を癒されます。朗らかで優しい風景をぜひご覧ください」と話す。
同企画展は9月26日まで開催。開催時間は9時30分~17時(8月31日まで全日)・16時(9月1日~26日の平日、土日祝日は17時まで)。9月6日・13日休館。