高根木戸東町会会館でひな人形の展示イベント、船橋アリーナから場所を移して商店会行事として初開催
2/20(日)高根木戸東町会会館でひな人形の展示イベント
船橋アリーナから場所を移して商店会行事として初開催
高根木戸駅からほど近い場所にある高根木戸東町(あずまちょう)会会館(船橋市高根台6-39-7)をメイン会場として、ひな人形約30基を展示するイベント「ひなまつり」が、2月20日から開催されている。
同イベントの主催は高根木戸商店会。メイン会場を高根木戸東町会会館として、第二会場は商店会内の空き店舗を使用。2会場合計で、約30基のひな壇飾りを展示。会館脇で20日と23日のみ、商店会加盟店舗の協力により、お弁当販売や「駄菓子ガチャガチャ」の設置、綿あめ販売も行う。
「中には明治時代から、つまり130歳のおひなさまもあるのよ。いいものは漆塗りで、ものが違う。お城がついている『御殿飾りびな』なんかもあるの」と話すのは、同イベントを10年以上前から開催してきた美容室「MA-VIE」(高根台6-23-22 TEL047-462-7587)の對馬陽子さん(79)。
商店会のイベントとして行うのは今回初だが、2019年までは船橋アリーナ(習志野台7)のエントランスホールを会場として、對馬陽子さんのボランティア活動として展示イベントを開催していた。對馬さんは診断10年前パーキンソン病を患いながらも現場に立ち、ボランティアメンバーにひな飾りの配置指示を出し、開催を続けてきた。
しかし新型コロナウイルスの影響などから船橋アリーナでの開催が難しくなり、開催が危ぶまれていたところ、同商店会では「商店会の行事として、ひな飾りを商店会エリア内に展示してみなさんに見に来てもらおうと、商店会が主催する形での開催が決まった」と對馬陽子さんの息子であり美容師の對馬章さん。
これまで、30基以上のひな飾りは陽子さんが個人的に管理していたが、商店会が主催となってからは保管場所を商店会管理に移行された。
飾り付けボランティアに、今年は商店会メンバーが加わり、初めてひな飾りを触ったというメンバーもいたという。飾り付けボランティアを10年以上続けているという女性は「五人囃子の並び方は太鼓の大きさを見て、大きいのを持っている人形が左。右にいくほど楽器が小さいって覚えればいいのよって教えたら、驚いていた人もいましたね」と話した。
会場には小さな子ども連れで訪れる家族もあった。夫婦で訪れていた女性は「これだけたくさん並ぶとすごいですね」と人形ひとつひとつをじっくり見ていた。
同展示は3月4日まで。開館時間は10時~17時。