「船橋名産菓 梨の里」が「全国菓子大博覧会・北海道」で農林水産大臣賞受賞 「御菓子処 扇屋」店主が念願の受賞
11/13(木)「船橋名産菓 梨の里」が「全国菓子大博覧会・北海道」で農林水産大臣賞受賞
「御菓子処 扇屋」店主が念願の受賞
松が丘バス通りにある「御菓子処 扇屋」(船橋市松が丘4-23-10、TEL047-465-6716)は今年5月、北海道旭川市で開催された「第28回全国菓子大博覧会・北海道 あさひかわ菓子博2025」の和菓子部門で同店が作る「船橋名産菓 梨の里」が農林水産大臣賞を受賞していたことがわかった。
「全国菓子大博覧会」は1911(明治44)年に東京で行われた「帝国菓子飴大品評会」に始まり、約4年に1度、全国各地で開催されてきた全国菓子大博覧会。日本最大級の菓子の祭典となる。コロナ禍の影響もあって、今回は2017年以来8年ぶりに開催された。
博覧会の中で「一般菓子機関賞」が決まり、これには全国から約1200点の菓子の応募があり、その中から「名誉総裁賞」「内閣総理大臣表彰」「農林水産大臣賞」など、機関賞の受賞が決定した。
同店は1966(昭和41)年創業の同店では、さまざまな商品を出品。その中で「船橋名産菓 梨の里」はこれまでにも数々の賞を受賞してきたが、同博覧会で農林水産大臣賞を受賞。千葉県菓子工業組合からのエントリーとして農林水産大臣賞を受賞したのは、もう1品「米屋」の「なごみるく」だった。
「梨の里」は梨に見立てた色・形をした和菓子で、梨の皮の薄緑色を表現するためには船橋産の小松菜パウダーを使用する。白あんには市内梨農家からの梨を使用して練り込んだ、船橋を表現した一品となっている。
そのほかにも同店が出品した「房州びわ 枇杷の実」は、同博覧会で外務大臣賞を受賞。「船橋 ばか面おどり」は中小企業庁長官賞を受賞した。
千葉県菓子工業組合からは「米屋」の「ぴーなっつ最中」や「房洋堂」の「プレミアム房州びわゼリー」、「いとを菓子盛栄堂」の「さざえ最中」が最高賞となる名誉総裁賞を受賞した。
店主の坪田知之さんの手元に賞状が届くと、坪田さんは「この仕事をやってきて、いつか農林水産大臣賞を取りたいと思っていた。その夢が叶った」と微笑む。 「けど、これに満足せず、もっといろんなものを生み出していきたい。実はもう準備を進めている」と新作をほのめかす。
営業時間は9時~18時、火・水曜定休。









