市船商業科×フィロコフィア、コーヒー商品企画を提案 高校生視点で地域連携探る

  2026/5/12
シェア ポスト 送る

5/12(火)市船商業科×フィロコフィア、コーヒー商品企画を提案 

高校生視点で地域連携探る

 市立船橋高校商業科生徒が、スペシャルティコーヒー専門店「PHILOCOFFEA(フィロコフィア)」代表の粕谷哲さんを招き、地域連携型の商品企画を目標とした講座を受講した。

 生徒らは「応援」や「地域とのつながり」をテーマにコーヒー商品のアイデアを提案し、粕谷さんが商品開発や販売戦略の視点から講評した。

 授業では、粕谷さんが商品開発で重視する考え方として「モノではなく感情を届けること」と紹介。家族連れが多い店舗で販売するティラミスにカフェインレスコーヒーを使う事例を挙げ、「商品そのものではなく、それを通じて生まれる時間や体験を設計することが重要」と説明した。

 発表では、「頑張る市船生を応援したい」をテーマにしたドリップコーヒー案や、「応援してくれる人への恩返し」をコンセプトにしたカフェオレ案などが班ごとに披露された。試合会場での販売や、メッセージを書き込めるパッケージ、SNS発信など、高校生ならではの視点を生かした提案が並んだ。

 別の班は「船橋のスポーツを盛り上げる」をテーマに、梨を取り入れたフルーティーなコーヒーを提案。「127(いちふな)コーヒー」などの商品名も考案し、船橋アリーナでの販売構想を示した。粕谷さんは「ネーミングは商品開発で非常に重要な要素」と評価し、「市船というブランド力は大きな強み」と語った。

 「若者のコーヒーへの考え方を変える」を掲げた班は、苦味を抑えた甘めのアレンジコーヒーを企画。馴染の深い東船橋駅前販売や試飲イベントを想定し、「高校生でも飲みやすいコーヒー」を目指した。生徒からは「実際に飲んでみると苦かった」という率直な感想も聞かれ、粕谷さんは「高校生のリアルな視点は貴重」と応じた。

 後半の発表では、「日常の中で手軽にスペシャルティコーヒーを楽しめる」をテーマに、校内自動販売機や駅売店で販売する缶コーヒー案や、フィロコフィアのコーヒーを使ったクッキー案も登場。東船橋駅前での販売や学校食堂での展開など、具体的な販路も提案された。粕谷さんは「どれだけ売れるのか、数量まで考える必要がある」としながらも、「クッキーという発想は新鮮」と評価も。

 また、「学生に優しいコーヒー」をテーマにした班は、エナジードリンクに代わる健康志向のコーヒーを提案。売り上げの一部を船橋のスポーツ支援に充てる案も盛り込んだ。粕谷さんは「応援につながる仕組みが明確になる」と評価し、近年はeスポーツ業界でもエナジードリンクからコーヒーへのシフトが進んでいることを紹介した。

 発表会では、「魂のコーヒー(ソウルコーヒー)」という応援曲「市船SOUL」にちなんだとみられる商品名も飛び出し、教室が盛り上がる場面もあった。

 粕谷さんは「最後はパッション。熱量がなければ商品は売れない」と語り、「高校生ならではの視点が随所にあった」と総括。今後、生徒らは今回のフィードバックを基に企画をさらにブラッシュアップ、実際に商品としての販売を目指していくという。

  • 時に厳しい視点での質問も飛び出す

  • ディスカッションで思考を深堀する

MyFunaねっと
MyFunaねっと
千葉県船橋市に特化した情報を発信するタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」編集部が運営するローカルニュース「MyFunaねっと」の情報を掲...
プロフィールや他の投稿を見る

シェア ポスト 送る