JR船橋駅に「駅たびコンシェルジュ船橋」開業、「びゅうプラザ」に代わって千葉県内で3カ所目

  2022/4/13
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4/13(水)JR船橋駅に「駅たびコンシェルジュ船橋」開業

「びゅうプラザ」に代わって千葉県内で3カ所目

 JR船橋駅(船橋市本町7-1)コンコースに4月1日、「駅たびコンシェルジュ船橋」がオープンし、同所で4回目となる観桜イベント「南東北観桜スポットライブ(山形)」が4月13日に開催された。

 同所は以前、県内主要駅にあった「びゅうプラザ」だった場所。JR東日本は、2019年に「びゅうトラベルサービス」が扱う旅行商品を店舗での販売からウェブ販売へシフトすることを発表。2021年から「駅たびコンシェルジュ」が稼働する駅が出現するなか、今年2月には国内にあった「びゅうプラザ」が全店閉店した。千葉県内では成田空港、柏に続いて3店舗目となる「駅たびコンシェルジュ」。

 同所では商品の販売は行わない。コンセプトを「『私の行きたい』が見つかる」と掲げ、東日本各地でコンシェルジュが観光案内をするという。 主なサービスとしては、旅行先の提案などをする「旅のコンサルティング」、同社が扱う「えきねっと」や「新幹線eチケット」などのWEB予約のサポートのほか、「モバイルSuica」などのオンラインサービスの利用サポートも行う。

 また、東日本各地に「駅たびコンシェルジュ」があることを強みとし、東日本各エリアの旬な観光情報発信、店内の大型モニターを使ったオンライン講座、駅周辺の観光案内として「街歩き」を行う店舗もあるという。訪日旅行者をはじめとした外国人向けフリーパスなどの販売・引き換えのサポートや観光案内も行っていく。

 4月13日は「南東北観桜スポットライブ」シリーズの3回目のイベントとして山形県の観桜スポットのライブ映像を楽しむイベントを開催。同日は男性3人、女性3人が参加した。「びゅうプラザの時から時々この場所に来ています。山形で育ったので、山形の桜が見られるイベントだということで参加しました」と佐倉市から訪れた女性は話す。

 同イベントでは、「駅たびコンシェルジュ山形」と東日本の各店舗がオンライン会議ツール「Zoom」でつながり、「駅たびコンシェルジュ山形」をホストに、山形の桜の様子を届けたほか、「駅たびコンシェルジュ山形」のスタッフが制作した、山形の地域の名物や土産品、地元のイベントなどを紹介する動画も共有された。

 冒頭では山形のスタッフが昨日撮影した電車車内から見る桜の動画が共有されたほか、山形のスタッフが山形の桜の名所のひとつである「霞城(かじょう)公園」に出向き、公園から桜の開花状況をライブ中継をするという試みもあった。

 現地の映像が大型モニターに映し出されると、参加者が自分のスマホなどでモニター画面に映る桜を写真に納める姿も見受けられた。船橋市在住の男性参加者は「桜が見たくて参加した。山形は一度行ったことがあってね。桜はいいね」と話した。

 駅たびコンシェルジュ船橋・ゼネラルマネージャーの景山さんは「このシリーズのイベントのために、スタッフみんなで練習を重ねました」と明かす。Zoomの操作担当をしながら司会進行を担当する人や、参加者に問題なく音や映像が届いているかチェックし調整指示を出す担当、途中、動画に合わせてナレーションをするスタッフもいた。

 景山さんは「今はコロナで旅行を控えている方もいらっしゃることと思います。そんな方にも現地の情報をお届けし、旅行気分を味わっていただけたら。そしてコロナが明けたときなどに、実際にお出かけいただけたらうれしいです」と話す。

 JR東日本千葉支社営業部の齋藤さんは「ここが東日本エリアの観光PRの拠点となるとともに、千葉の魅力も伝えていきたい」と話す。

 次のイベントは4月20日・27日に、50歳以上が入会できる「大人の休日倶楽部」の会員限定イベントして、「楽しい落語講座」(11時~)、「能の楽しみ方講座」(14時~)が有料イベント(参加費500円)として行われる予定。

  • イベント時はこのような形式でスペースが利用される

  • 4/13のイベントでは霞城公園(山形県)からライブ配信された場面も

  • 4/13のイベントで配布された資料の一部

  • 東日本各所の「駅たびコンシェルジュ」もつながり、互いに手を振り合うシーンも

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