坪井地区で実証運行中のグリーンスローモビリティ車両ラッピング披露 公共交通不便地域を住民32人が運行支える

船橋   2026/10/19

坪井地区で実証運行中のグリーンスローモビリティ車両ラッピング披露 

公共交通不便地域を住民32人が運行支える

 坪井近隣公園(船橋市坪井町1971)の管理棟前広場で10月7日、船橋市と地域住民が協働で長期実証運行中の「グリーンスローモビリティ」の車両ラッピング披露式が行われた。

 グリーンスローモビリティ(以下、グリスロ)は、時速20キロ未満で公道を走行する小型電動車両を活用した移動サービス。坪井地区の中でも特に西側となる坪井西周辺は狭い道路が多く、大型路線バスの導入が難しいことから高齢者が出かけづらいという地域課題に直面していたという。坪井・松ヶ丘、向台、緑の各自治会の2023年度の正副会長を核とした地域の有志により「坪井地区グリーンスローモビリティ運行委員会」を立ち上げ、船橋市と共に移動手段の検討を重ねてきた。

 市が車両の貸与や運行経費を負担し、運行は地域の人が主体となって行う体制で、2024年度の短期実証運行では乗車率が約5割となり、今年2月12日からグリスロの長期実証運行を開始した。安全管理や運転手の育成などを支援し、地域で安全かつ円滑に運行できる体制づくりをサポートする。

 式典で松戸徹船橋市長は、地域住民が主体となって交通課題の解決に取り組んできた経緯に触れ、「全て地域の皆さんの手で、自分たちで取り組まれ、そして地域の皆さんを守って安心した環境を作ろうという形を作っていただいたことは、市にとっても、街づくりの一つのモデルとして大きな力になる」と話した。

 車両はタジマモーターコーポレーション製の電動車両「TAJIMA NAO2-6J」を導入。定員は最大4人。車いすも乗車可能となる。

 今回のラッピングは、坪井地区グリスロ運行委員会の意見を反映したものとなり、車両の前面や側面には「船えもん」「ジャンボくん」などの船橋を代表するキャラクターが描かれ、その背景にはふなばしアンデルセン公園の風車、ひまわり畑などを描いた。車両の後部には坪井地区の風景をイメージしたイラストを採用し、坪井近隣公園に来る白鳥も描かれた。

 運行については、現在は坪井地区の全22町会のうち約7町会を対象に、船橋日大前駅東口と坪井町松ヶ丘自治会館前を結ぶ2ルートで運行。火曜・木曜・土曜の週3日、1日4往復し、運賃は無料。運営は3町会を中心とした住民が担い、40代から80代のボランティア32人が運行補助や運転を交代で担当している。

 乗車希望者は2週間先まで予約することができるほか、空きがあれば、運行ルート上にある乗降場所に車両が来たら手を挙げ、乗車することも可能となる。

 坪井地区グリーンスローモビリティ運行委員会会長・服部正利さんは「利用者は増加傾向にあり、複数人で予約して飲食店へ出かけるなど、利用目的にも広がりが見られている。実証実験を成功させ、本格運行を目指したい」と話した。

関連サイト:
坪井地区グリーンスローモビリティ運行委員会によるホームページ
https://select-type.com/s/tsuboi-gurisuro-home

  • お披露目会には多くの地域住民も集まった

  • 車両は定員4人

  • スカイセイラーズのキャラクターも描かれている

  • 式典で挨拶をする松戸市長

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