奈良養鶏園「船橋たまごプリン」がFOODSHIFTセレクションで最優秀賞 地元卵で作ったSDGsスイーツ
12/7(日)奈良養鶏園「船橋たまごプリン」がFOODSHIFTセレクションで最優秀賞
地元卵で作ったSDGsスイーツ
船橋市内唯一の養鶏場・奈良養鶏園(船橋市馬込町1150-15、TEL047-438-5489)が製造する「船橋たまごプリン」が、2024年度「FOOD SHIFTセレクション」において、最優秀賞を受賞した。
地元の卵や野菜を活用したSDGs(持続可能な開発目標)対応型の商品として、高い評価を得た。800点を超える応募作品から最優秀に輝いたのはわずか10品。千葉県内の商品は「船橋たまごプリン」のみ。
同プリンは、小松菜や人参など廃棄予定だったの野菜を飼料として与えた鶏が産んだ「船橋たまご」を使用。
たまごは人参に含まれるβカロテンの効果で卵の黄身の色味が濃くなることからプリン本体も鮮やかな色合いを持つのが特徴。
使用する素材は卵、牛乳、砂糖の3つのみで、保存料や添加物は一切不使用。瓶容器での販売(※応募商品、コレド日本橋で販売のもの)により、再利用が可能な点も評価ポイントとなった。
奈良養鶏園は昭和18年創業の老舗で、地産地消と安全・安心の両立を掲げてきた。平成26(2014)年には全国の個人養鶏農場として初めて「農場HACCP認証」を取得。
令和4(2022)年からは国の事業再構築補助金を活用して6次産業化にも取り組み、プリンや加工チーズなどの自社商品の販売を開始した。
今回の受賞対象となった「船橋たまごプリン」は、2025年上半期だけで5000個を販売。現在は市内直売所のほか、日本橋の「わくわく広場コレド日本橋店」でも展開されている。
同園代表の奈良富士男さんは「地元の卵に『船橋』の名を冠した商品が、全国の場で認められたことは非常に誇らしい。これまで農場HACCPの取得・維持には労力も費用もかかったが、それが形となって報われた」と語る。
営業時間は9時〜17時、日曜定休。
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