
浜町商店街にパーソナルキックボクシングジム、K-1ファイターで看護師資格の女性が開業
6/28(土)浜町商店街にパーソナルキックボクシングジム
K-1ファイターで看護師資格の女性が開業
京成大神宮下駅から徒歩6分、浜町商店街の一画に「パーソナルキックボクシング Aconite(アコニット)」(船橋市浜町1-5-3、TEL 070-1405-6604)が6月1日に開店した。
トレーナーの恵音(あやね)さんは現役のK–1ファイター。7歳になる年に地元福岡県でキックボクシングに出会い、半年後の大会でいきなり優勝、今年でキックボクシング歴は20年になる。
恵音さんは福岡県で消防隊員、救急隊員、指揮隊員として5年間働いた後、看護師免許を取得し千葉県の大学病院で約1年間救命救急に携わった。その中で、事故にあった若い人たちがある日突然重症になり悲観している姿を多く見てきた。「どんな病気や怪我があっても大丈夫。運動を諦める必要はない。そういうジムを作りたい」という思いから、ジムの開業を決めた。
店名の「Aconite」は、オランダ語でトリカブトを意味する。花言葉には、猛毒からくる「復讐」という意味の他に、「騎士道」や「栄光」という高貴な意味も。また、薬学では鎮痛剤として使用されている薬の名前でもある。「お店が誰かの身体や心の痛みをとる場所になってほしい」と恵音さんは話す。
「キックボクシングジムらしくないジムを作りたかった」という言葉通り、白を基調とした明るい空間にはサンドバッグがなく広々としている。こだわりは一面に敷き詰めたクッションマット。厚さ15センチのマットを絶妙な柔らかさになるようにカットした。「持病のある方や高齢の方など、足腰に不安がある方でも安心してトレーニングができるように」との配慮から設置している。
トレーニングは30分と60分の2つから選ぶことができる。体幹や筋力のトレーニング、ミット打ち、パンチとキックの連打など、持病や目標に合わせてトレーニング内容や時間配分は様々。「骨格の作りや重心など同じ人はいないので、トレーニングのメニューは全員違う」と恵音さん。
現会員の6~7割が、持病があったり怪我をしたりして運動に制限がある人で、40代~70代の女性が多いという。「毎日医療ニュースをチェックするなど、今も最新医療を勉強している。看護師と救命士の資格を持っている私にしかできないパーソナルトレーニングを提供していく」と恵音さんは意気込む。
営業時間は、9時~22時。不定休。