声楽家が音楽仲間と船橋・塚田にリラクゼーションサロン開業、コロナ禍に仕事激減で新境地開拓へ
4/21(木)声楽家が音楽仲間と船橋・塚田にリラクゼーションサロン開業
コロナ禍に仕事激減で新境地開拓へ
東武アーバンパークライン・塚田駅西口から徒歩3分の住宅街にリラクゼーションサロン「塚田の隠れ家サロン yojo庵(ようじょうあん)」(船橋市前貝塚1001-5 前貝塚町ビル103、TEL 047-499-2745)が4月24日にグランドオープンする。
同サロンは、同店近くで音楽教室を20年以上主催している松本やすこさん(49)が店長を務め、音楽仲間の會田美保子さん(45)、小林友和さん(54)と共に運営している。
4月3日にはプレオープンし、現在はグランドオープンに向けて準備を進めている。店名の「yojo」は「養生」を意味するという。店舗面積は約10坪。施術前の問診では東洋医学的な診断方法で来場者の不調を聞き、整体・経絡オイルセラピーといった手技で施術を行う。同サロンでは松本さんと會田さんが東洋養生師として、ツボとツボを結ぶ経絡をオイルを使って施術を行い、小林さんは療術師として整体を施すという。
施術メニューは「ちょいもみ10分間の整体」(1,200円~)から「経絡オイルセラピー+整体のセット90分」(12,900円)などさまざまなコースを用意。今後は、定額コース、次回予約の割引なども予定している。
松本さんは千葉県館山市出身、武蔵野音楽大学卒業。結婚を機に船橋市に移り住み塚田の音楽教室で歌とピアノの指導をする傍ら、オペラ歌手として国内外の数々の舞台に立っている。またオペラを親子で楽しめるような企画プロデュース、数々の合唱団を立ち上げ指導するなど幅白く活躍する。
松本さんは「もともと音楽教室の生徒さんに発声のメカニズムを伝えたくて解剖生理学やヨガの哲学を独学で学んできた。コロナ禍で仕事は激減してしまったけれど、時間はたっぷりあったので妹が主宰する『東洋セラピスト養成講座』を會田さんといっしょに約1年間受講しました」と振り返る。
松本さんの実妹・飯髙貴子さんは鍼灸師であり「東洋医学セラピスト協会」(館山市国分205-1)の会長を務める人物。會田さんは「高齢者と接する機会が多いが、体調が悪い人に何かしてあげられたらと思うことが多かったので、松本さんに誘われて講座に通った」と言う。
小林さんは東京都出身・在住。会社員であったが2人よりも一足先に療術師の勉強を始めていたことを知り意気投合して3人で同サロン開くにいたった。「若い頃から自分本位に生きてきたが、心身の不調を経験し年を重ね、コロナを機に自分だけでなく他の人の心身のケアをできるようになりたいと思い、初めて自分磨きをした」と小林さん。
「長年お世話になった地元・塚田で音楽だけでなく、東洋医学の漢方的養生法を広めたい」と松本さんは熱い思いを話した。松本さんは同サロンを運営しながらも音楽教室や声楽家としての活動も続ける。「私は、思い立ったらまっしぐら。役に立つ人でありたいと常に思っていて、じっとしていられないんです」と笑顔を見せた。
3人を知る前貝塚在住の女性は「松本さんには合唱でお世話になったが、発声や健康にまつわることをいつも勉強していて熱心に指導してくれた。このサロンは彼女がいままで活動してきた集大成と言える。會田さん、小林さんも人の役に立ちたい思いが強く、地元に愛されるサロンになると思う」と話した。
営業時間は9時~21時、水曜は15時まで、金曜は12時まで。月曜定休。駐車場2台。予約制で予約は電話、ホームページ(https://yojo-an.com)から予約可能。