京成船橋駅近くに「bibi Bistro」オープン、「生産者と人とをつなぐコミュニティバルに」
5/2(月)京成船橋駅近くに「bibi Bistro」オープン
「生産者と人とをつなぐコミュニティバルに」
京成船橋駅西口より徒歩約2分の場所に「bibi Bistro (ビビビストロ)」(船橋市本町1-11-27時田ビル1階、TEL 050-8883-8486)が4月15日、オープンした。
同店のオーナーは柏田優さん。もともとこの場所の近くで「イタリアン&ワインバル Sola」を営業していたが、4年前に市川に移転し、「ワイン食堂Ricco」(市川市相之川4-11-13、TEL 047-323-6670)をスタートさせた。移転後まもなくコロナ禍となり、営業時間の短縮を余儀なくされたが、休業中にはカフェで修行をしたり、スタッフ全員で勉強してソムリエの資格を取得したり、昨年9月には船橋駅南口にある仲通り商店会の一角を間借りしてコーヒー販売を行うなど、「よりよいお店にしたい」という思いで模索していたと振り返る。
「船橋の店舗でお世話になった不動産の方にあいさつに行った時に、今の店舗が空くという話をちょうど聞いて。市川まで来てくれるSolaの時のお客さんもいるので、また船橋で店を出してより多くの方に来てもらいたいと思って、スタッフとも相談した結果、船橋でも店をオープンすることに決めました」ときっかけを話す。
店名の「bibi」はフランス語で愛しの人という意味。「船橋ではみなさんに大事にしてもらったので、またお世話になります」という意味を込めて名付けたという。
約13坪の店内は、元からあったカウンターをそのまま使用。柏田さんが考えたという内装デザインは、青いタイルとペンダントライトが印象的なモダンで落ち着いた雰囲気。カウンター14席、4人掛けテーブル1卓、2人掛けテーブル1卓を用意する。
メニューは自家製テリーヌ(759円)や牛ハラミ肉のステーキ(120グラム1,078円)などを定番メニューとするほか、豊洲市場で仕入れた新鮮な魚介類を使用した「本日のカルパッチョ」(880円)や「生牡蠣」(429円)、秋田県から仕入れたアスパラガスを使用した「フリット」(770円)、千葉県旭市から仕入れた「生マッシュルームのサラダ」(660円)など、旬の食材を使用したメニューも。その他、「牛の小腸とナスのパスタ」(1,298円)や「イカ墨リゾット」(1,320円)なども用意する。
「野菜が主役になれる店を目指している」と話す柏田さん。「今だと、マッシュルームと赤ワイン、アスパラと白ワインという組み合わせがおすすめ。旬の野菜とワインのマリアージュも提供していきたい」とも。
ワインは約60種を用意し、その約半分はオーガニック系のものを扱う。本日のワイン(グラス550円、ボトル3,300円)は6種、生ビールは「ソラチエース」というホップ100%を使用した生ビール「SORACH1984」(660円)など。「北海道で地元野菜と合わせて初めてこのビールを飲んで感動しました。自分の生まれた年でもある1984年にこのホップが品種登録されたということにも縁を感じて。みなさんにも味わってほしい」と話す。
「外食した甲斐があるよね、と思ってもらえるような希少価値のある店にしたいですし、生産者と人とをつなぐコミュニティバルにしたいとも思っています。また、今まで支えてくれたお客様にも貢献していきたい」と笑顔で話した。
営業時間は15時~23時30分、日曜は23時まで。月曜定休だが、祝日の場合は翌日休み。ゴールデンウィーク期間中は営業し、5月8~10日は臨時休業。