船橋市場「三代目田久保食堂」の経営を市内飲食店「魚unLOC」経営者が引き継ぎ、買出人が市場に魅せられ「市場の中の人」に

  2022/5/19
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以下は 2 年前に書かれた内容です

5/18(水)船橋市場「三代目田久保食堂」の経営を市内飲食店「魚unLOC」経営者が引き継ぎ

買出人が市場に魅せられ「市場の中の人」に

 船橋市地方卸売市場関連棟にある飲食店「三代目田久保食堂」(船橋市市場1-8-1船橋市地方卸売市場関連棟内)の経営者が4月1日、交代した。

 経営を引き継いだのは、市内北本町にある魚料理を中心とした店「魚unLOC(さかなアンロック)」(船橋市北本町1-4-4)の代表・西内大さん。

 西内さんは船橋市大穴出身。市内寿司店で長く修業を重ね、独立後は和食メインの店を2012年にオープン。2017年に白身魚をメインとした今の店に切り替えた。

 扱う魚は船橋市場で自ら目利きして選び、仕入れの日は毎朝4時に市場に行くのが西内さんのポリシーだという。「市場に到着するまでに、すでに選びぬかれた魚が並ぶ市場で、朝4時は良いものが一番多く並んでいる時間帯。高級デパートで買い物する気分」と西内さん。

 魚は市場内の仲卸「川市」で仕入れているという。同店は江戸時代から続く店舗だ。早朝、市場に来続けるうち、船橋市場をもっと盛り上げたいと思うようになったという西内さん。そんな折、常連として通っていた「田久保食堂」の代変わりの話があり、今年4月、西内さんの会社である株式会社unLOCが正式に経営を引き継ぎ、西内さんは「市場の中の人」となった。

 「今は料理人もアプリで魚が注文できる時代ですが、魚を目利きで選ぶとか、市場で仲卸さんと良い関係性を作るとか、そういうアナログな部分も大事にすべきじゃないでしょうか。だから朝4時に仕入れに来ることを自身のSNSで発信し続けている」とも続けた。

 さらに、「今は川市さんでunLOCの分と、田久保食堂の分も仕入れている。2店舗で使う魚は互いに違うけれど、川市さんの魚はどれもいいものばかり」と西内さん。

 市場の中の人となったことで、これからも市場の良さをいろんな形で伝えたいと西内さんは意気込む。

  • 関連棟にある「三代目田久保食堂」

  • 西内さんは魚を触ることなく目利きで選ぶ

  • 取材日に西内さんが田久保食堂用に買付けた本マグロ。「まるで肉だね」と西内さん

  • 「田久保食堂」で土曜日のみ数量限定で登場する「市場海鮮丼・極」(2500円)

以上は 2 年前に書かれた内容です
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