若者の就労支援「ジョブカフェちば」が開設20周年イベント、土曜日を特別開放
6/28(金)若者の就労支援「ジョブカフェちば」が開設20周年イベント
6月22日のみ土曜日を特別開放
フェイスビル(船橋市本町1-3-1)の9階にある「ジョブカフェちば」が6月21日で開設20周年を迎え、年代問わず利用できるイベント「ジョブカフェちば OPEN SATURDAY !」を6月22日、開催した。
同所は政策によって2004年に開設された15歳から39歳くらいまでの「若者」の採用活動をサポートする県の施設。現在、46の都道府県が設置し、その多くは県庁所在地に設置するが、千葉県では船橋市に「ジョブカフェ」を構えている。
通常、同所のサービスを利用できる一般人は、学生や転職希望の15歳~30代の人が中心で、開所時間は平日9時~18時となる。しかし、同日はイベントとして土曜日を特別開放し、年齢制限を設けず、誰でも同所のサービスを受けられるイベントとした。
イベントでは、自分の強みなど自己分析ができる「自己分析コーナー」、同所の説明と施設内ツアーを盛り込んだ「ガイダンス」、就職活動や仕事の相談ができる「ちょこっと相談」を実施。
また、同所に勤務する12人のキャリアカウンセラーのうち、チーフカウンセラー・藤井さんによる「就活に負けないための準備」と「若者と企業のミスマッチの要因」の2本の特別講演も実施。各回とも10人ほどの参加者が熱心に話に耳を傾けた。
同所で長年勤務する西村さんは「もっと多くの若者にジョブカフェちばを知ってもらい、『就活するなら、まずはジョブカフェ』と思ってもらえるようにしたい」と話す。
同所の利用者数は、20年間で56万人。2023年度の同所の調査では20~24歳の利用が44パーセント、学生よりも一般人の利用のほうが多かったという。利用者の居住地は船橋市が1位。
同所では「やりたい仕事探しセミナー」や「コミュニケーションスキルアップセミナー」といった就職活動につながるさまざまなセミナーのほか、1対1での個別相談、応募書類アドバイス、WEB模擬面接なども予約制で行っている。いずれも無料。
同所所長の正木さんは「今はジョブカフェちばが誕生した20年前とは打って変わり、コロナ禍があけ、経済活動が活発化している。企業では人で不足となっているので、就職するには今がチャンス。みなさんに同所を利用してもらい、就活していただけたら」と話す。