「すぎおかクリニック高根台院」が10月開院へ、高齢化社会の中で予防医療に努める
9/4(土)「すぎおかクリニック高根台院」が10月開院へ
高齢化社会の中で予防医療に努める
「すぎおかクリニック高根台院」(船橋市高根台1-3-21デュオセーヌ船橋高根台内1階、TEL047-401-7300)が10月4日、新京成線・高根公団駅から徒歩4分の場所にオープンする。
同院は「すぎおかクリニック」(船橋市夏見台3-9-25、TEL 047-406-7272)の院長でもある杉岡充爾理事長が新たに開院するもので、「船橋は広い。夏見台で開業していて、通院される患者さんに高根台方面から来られる方も多く、『夏見台に来るのが大変』と言われることが多かったんです」と高根台エリアを選んだ理由を話す。
「夏見台のクリニックは車で通院される方が多いのですが、高齢化に伴い、免許を返納する方も増えてくると思っています。電車で通いやすい立地をとも思い、高根台のクリニックは駅から近く通いやすい場所を選びました」とも。
高根台院の院長を務めるのは、田村隆司さん。山形大学医学部を卒業し、千葉大学で杉岡理事長と医局の同期になり、共に1年間一緒に学んだ仲。そしてその後はお互い違う循環器系の病院で研鑽を積んだという。その間も長く交流があり、現在東京の病院で働きながら、今年4月からは土曜日だけ「すぎおかクリニック」の非常勤で働いている。
田村院長は「今務めている病院は、主に救急の患者を受け入れている急性期病院なのですが、重症化されてくる患者さんが多く、これから高齢化社会になるとますますそういった方が増えてくるだろうと思うと、重症化させないよう予防していく予防医療の必要性を強く感じていました」と話す。そう感じていた矢先、杉岡理事長の分院オープンに当たって声がかかったのだという。
杉岡理事長も夏見台に開院するに当たり、開院前の約20年勤務していた船橋市立医療センターの救急外来で診察する中で、早期発見・早期治療の重要性を感じ、地域の人が気軽に通えるクリニックを開業したという。
同じ思いを抱く田村先生に高根台院を任せることで、その思いを市内に広く届けることが叶い、田村先生は予防医療に取り組めることになる。医学の道に進み共に学んだ2人が、同じ志で予防医療に努め、早期治療により少しでも重症化を防ぐために務めるという。「検診で何か指摘があればそのままにせず来院してほしい。進行する前に治療すれば動脈硬化なども抑制できますので、進行する前に治療するということです」と話す。
高根台院には夏見台と同様に、心臓エコー、頚椎エコー、腹部エコーをそろえ、心電図は安静時心電図に加え、心臓病の早期発見に寄与する運動負荷心電図も装備している。田村先生は、内科認定医、総合内科専門医、循環器専門医など多くの資格を持つ。
糖尿病内科に関しては糖尿病療養指導士の資格を持ち、患者のサポートができるナースもいる。「急性期を過ぎても継続して治療はしなければならないので、フォローしていきたい」と田村院長。
「両院でできることは基本同じで、それぞれの病院で完結します。もちろん必要な時は連携します。徳洲会病院も近く、地域全体の健康維持のためにも環境を整えてやっていきたいと思っています」と杉岡理事長は話す。
診療時間は8時30分~11時30分(金曜・土曜は12時30分)、14時~17時30分。水曜・土曜午後・日曜・祝日休診。