船橋産落花生を栽培する「さとうの落花生」の畑で発芽時期、「おおまさり」「郷の香(さとのか)」の2種類を

  2022/6/5
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6/5(日)船橋産落花生を栽培する「さとうの落花生」の畑で発芽時期迎える

「おおまさり」「郷の香(さとのか)」の2種類を

 三咲で落花生を販売する「佐藤昭商店」(船橋市三咲9-1-11、TEL 0120-577-310)の畑で5月中旬から下旬にかけて落花生の種まきが行われ、現在2種類の落花生が発芽時期を迎えている。

 同社は、先代の社長・佐藤昭さんが昭和20年ごろに農業関連の商売を始め、近隣の落花生を取り扱い始めたのが昭和30年。現在は佐藤秀樹さんが代表となり、千葉県産落花生の製造・小売を専門として経営している。「かつてはこの辺でも落花生を育てている農家も多かったけど、今はうちくらい」と秀樹さん。

 佐藤さんは店の近くに構えた合計20アールの畑で落花生を栽培し、今年は「おおまさり」と「郷の香(さとのか)」の2種の種を5月中旬から下旬に掛け、約2000粒を撒いた。雨が多く、寒さが続いた時期もあったため少し遅れている感じがあるものの、現在は順調に発芽時期を迎えているという。

 昨今、世界情勢の影響から肥料や資材の高騰も話題に上るが、「うちはあまり影響ないかな。うちは鶏糞と石灰のみ使用していて、肥料には前年の落花生を収穫したあとの葉っぱとかを肥料にしているんです。殻も無駄にせず使っていて、落花生は全て畑でリサイクルしているんですよ」と微笑む。

 8月~9月の収穫時期になるとアルバイトも雇い、7、8人で作業するという。秋になると畑には落花生を乾燥させるために野積みした「ぼっち」が並ぶとも。

 「この畑で採れた落花生は、季節になったら『ゆで落花生』として販売しています。店頭で売っている天日干しなどの落花生は八街の農家さんからのものを使用しています」と秀樹さん。

  • おおまさり

  • 種は手作業で撒くという

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