昨年6月OPENのジンギスカン若林が期間限定「中華そば」専門店に、「コロナ禍でもできる事を」増やまグループの挑戦

  2021/9/13
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以下は 3 年前に書かれた内容です

9/13(月)昨年6月OPENのジンギスカン若林が期間限定「中華そば」専門店に

「コロナ禍でもできる事を」増やまグループの挑戦

 船橋駅北口から徒歩1分の場所に昨年6月10日にオープンした大衆酒場とお一人様焼肉とジンギスカンの店「ジンギスカン若林」(船橋市本町5-3-2、TEL047-423-8989)が9月2日から中華そば専門店として期間限定でオープンしている。

 同店は、昨年4月からの緊急事態宣言下に準備をし、宣言明けに開店。以降も、政府の要請に従ってきた。「酒主体の大衆酒場業態だから」と、酒類提供の自粛期間は休業。現在の緊急事態宣言下でも、母体の「増やまフループ」も全7店が休業している。

 「コロナ禍において、休業していても社員・アルバイト含め35人のスタッフは誰一人解雇していないし、自主退職も1人も出していない。今日調整助成金や休業補償で現状維持をすることができ、何とか生活はできているが時間がもったいない…」と、同グループ代表の村田良介さん(41)は悔しそうな表情を見せる。

 大衆酒場のにぎやかな雰囲気が好きで大衆酒場を開業した村田さん。来店客を受け入れられない事、客の楽しそうな顔を見られない事。コロナ禍の足踏み状態は大きなストレスだという。

 「何もしない状態で時間だけある。休業しているから厨房も空いている。酒の提供をやめ、営業時間を短縮してもコロナ禍で売上を伸ばしている飲食店もある。僕たちにもできる事があるのではないか。形になるかならないかは分からない。それでも今できる事をやりたくて」と、らーめんの商品化に乗り出した。

 最初は、本や動画SNSでらーめんの作り方を学んだ。今年7月には大きな寸胴を仕入れた。仕入れ先を調べ、煮干しをベースに各種の出汁も一からとっていった。メンマ、チャーシュー、煮玉子まで自店で仕込みらーめん用にレシピを開発した。「どうせやるなら、本気で商品として提供できるものを作りたい」と村田さん。「写真映えするものや流行に流されるらーめんではなく、大衆酒場のようにベーシックなものを提供したかった」とも。

 メニューは、醤油ベースの「中華そば」と塩ベースの「生姜ラーメン」(いずれも、小/140グラム:750円、並/210グラム:750円、大/280グラム:850円、特/350グラム:900円)にトッピングとして、チャーシュー(200円)煮玉子(100円)メンマ(150円)長ネギ(100円)焼きのり(100円)生姜(100円)あおさ(100円)わかめ(50円)生たまご(50円)を用意する。

 中華そばは、煮干しの風味を微かに感じられる素朴な味。煮干しベースに鰹節と昆布からとった魚介スープ。さらに、豚と鶏の旨みを加え、地元製麺所の山田食品から仕入れた麺を合わせた。「焦がしネギ」と山椒が効いた「黒七味」を好みで加え味の変化を楽しめるように工夫している。

 これまで、「大衆酒場は地元の人たちの憩いの場」とSNSでの発信を行ってこなかった同グループ。9月に入ってTwitterもアカウントを取得、情報発信を開始した。現在の来店は、1日50人前後。徐々に来店客は増えているというが、採算ベースに乗るには100人程度の来店が必要だという。

 地域の高齢者が「懐かしい味だった。美味かったよ」と完食したり、「初めて入ったけど良い店だね。今度酒の提供が始まったらまた来るよ」と声をかけてくれる度、手応えを感じているという同グループ幹部。

 通常営業時間は、14時~23時。らーめん提供期間は11時~20時。 ※コロナ禍は変更有。

大衆酒場ジンギスカン若林の記事↓
船橋駅北口に大衆酒場と一人焼肉の「大衆酒場若林」、大将自ら頭を丸め「コロナ収束祈願」で開店へ | みんなで船橋を盛り上げる船橋情報サイト「MyFunaねっと」

  • 昔ながらのシンプルで素朴な中華そば

  • 焦がしネギと黒七味を好みで使用

  • 店内はそのままに期間限定でらーめん店に

  • メニューは、中華そばと生姜ラーメンの2種

以上は 3 年前に書かれた内容です
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