ららぽーとで「ふなばし子ども食堂ネットワーク活動報告パネル展」、市内21食堂が一堂に会し活動実績を報告

6/28（火）ららぽーとで子ども食堂ネットワーク活動報告パネル展

市内21食堂が一堂に会し活動実績を報告

　船橋市内各エリアに点在する22か所の子ども食堂を統括する「船橋子ども食堂ネットワーク」の活動報告展が6月19日、ららぽーとTOKYO-BAY（船橋市浜町2-1-1）南館3階の通路で行われた。

　同パネル展に参加したのは、ネットワークに加盟する市内全22か所の子ども食堂の内、現在稼働している21食堂。「ふなばし子ども食堂ネットワーク」は、2017年当時市内で稼働していた6つの子ども食堂の代表者らが集まり開設。毎月定例会議などでノウハウや地域課題の共有などを行ってきた。

　2019年2月には市内の子ども食堂は10か所に増加（全国では3700の子ども食堂が稼働）。同8月には千葉ジェッツふなばしとのコラボ事業も実施、10月から子ども食堂立上げの支援窓口を開設するなど活動の幅を広げてきた。

　2020年には、さらに3つの子ども食堂が活動を開始。しかし、コロナ禍による影響で会食形式の子ども食堂開催が不能となり、フードパントリー形式、弁当配布形式など開催方法が多様に変化していった。2021年にはさらに9つの食堂が活動を開始、同時にネットワーク事務局に冷凍庫と倉庫を設置するようになり、冷凍食品の取り扱いも開始した。

　現在、ネットワーク加盟の子ども食堂は毎月ないし毎週開催し、各回あたり30～100食の食事や食品提供を行い、年間利用者数はのべ6000人程度まで拡大している。

　こうした同ネットワークの成長と共に、それぞれの子ども食堂の活動報告も展示。現在、同ネットワークでは北部、西部、東部、南部と市内を5ブロックに分けてエリア特性に合わせ管理を実施。子ども食堂全体としては、フードバンクなどとの連携で、収支は損益分岐点を超えている食堂が多いという。「ネットワーク開設当初よりも助成金なども増えて運営は楽になった」と、現状を話す及川代表。

　市内では、北部エリアや中央部の芝山・飯山満などでの子ども食堂開催がなく同エリアでの開設希望者を募っているという。

市内で現在稼働している子ども食堂は以下の22か所

１．かいじんフードパントリー　船橋聖書バプテスト教会（海神3-23-63）
２．コミュニティー食堂　インヌマエル船橋キリスト協会コミュニティーチャペル（海神2-13-30）
３．いたくらぼはんLABO　板倉病院6階コンファレンスホール（本町2-10-1）
４．みんなの家こっこ　茂呂神社下民家（宮本8-7-20）
５．ハレカフェナイト　ハレカフェ（浜町1-6-5-120浜町商店街内）
６．きずな子ども食堂　コミュニティサロンきずな（金杉台1-1-2-103）
７．キッズカフェまつぼっくり　エプロン高根公団カフェ（高根台1-2-2高根台プラザ1階）
８．おむすび食堂　高根台団地集会所など
９．子ども食堂オリーブ　カフェオリーブの木（習志野台1-5-5）
10．キタナラ子ども食堂　カフェウフ。（習志野台5-7-16）
11．つだぬまや子ども食堂　手打ちそばつだぬまや（前原西2-5-6）
12．定時制高校生応援プロジェクト　おにぎりカフェ
13．食べる応援6年4組
14．モグモグキッズファクトリー（行田1-46-7）
15．まごめひまわり食堂　誠建クリエート1階（馬込西2-18-14）
16．塚田みらい食堂　塚田地区内の公民館など
17．森の食堂　森興業本社前（三咲3-7-45）
18．フードフェアしんふな　新船橋キリスト教会（山手3-2-19）
19．習台ふれ愛フードシェアリング　習志野台キリスト教会
20．中山ごはん　船橋市西部公民館実習室（本中山1-6-6）
21．夏見のおうち子ども食堂　船橋市夏見公民館実習室（夏見2-29-1）
22．まるやま子ども食堂　二代目まるやん（丸山3-3-1）