天沼池弁天公園で「船橋市農水産祭」、小松菜焼きそばやコノシロを使ったつみれ汁も
11/14(金)天沼池弁天公園で「船橋市農水産祭」
小松菜焼きそばやコノシロを使ったつみれ汁も
船橋駅北口にある天沼弁天池公園(船橋市本町7-16-1)のグラウンドで11月10日、「第57回船橋市農水産祭」が開催され、多くの人でにぎわった。
同イベントは秋の恒例イベントとなっていた行事で、長くは1日目に船橋駅コンコースでの即売会を実施。2日目はさまざまな関連イベントが船橋市場を会場に開催されてきた。コロナが明け、昨年は4年ぶりに同イベントを実施することとなり、2日目は船橋港親水公園を会場として開催された。
今年は初日の船橋産の農産物即売会は例年通り、東武鉄道船橋駅コンコースで開催。船橋産の新鮮な野菜や果物などが生産者により即売され、都市農業のPRを行ったほか、船橋警察署による防犯対策の周知活動なども行われた。
今年は2日目の会場を天沼池弁天公園グラウンドに移しての開催。グラウンドには特設ステージが組まれ、各出店者のブースやキッチンカーが並んだ。開催時間の朝10時には会場を埋め尽くすほどの人が集まっていた。
開会のあいさつには松戸徹船橋市長や野田佳彦元総理も出席。松戸市長は「農業や工業などの街のにぎわいを支えるのは市民の皆さんでもある。今は農地の維持も大変な時代。農地の近くで砂ぼこりが飛んでくることなどもあると思いますが、互いの理解が大切。ご理解をお願いします」と会場に集まった来場者に伝えた。
また、松戸市長はあいさつの中で、今年はこれまで活用されにくいとされきた「コノシロ」(コハダが大きくなった魚)についても触れ、「船橋市でたくさん捕れているコノシロについても、これからはみなさんに知っていただけるようになると思う」と案内し、場内では「コノシロのすまし汁」の販売も行われた。
公園に並んだ出店は、JAいちかわ船橋地区とちば東葛農業共同組合西船地区それぞれの女性部、青年部(青壮年部)や市農業青少年クラブ、市漁業共同組合、市花卉(き)組合、市園芸協会、市畜産協会、NPO法人船橋市援農クラブなど。
女性部は手作りしたサツマイモスティックやサツマイモと小松菜のカップケーキなどを販売し、JAいちかわ船橋地区青年部は船橋産小松菜など船橋産の農産物が入った「ふなばしカレー」の販売、ちば東葛農業共同組合西船地区青壮年部は小松菜入り焼きそばを販売した。
会場ではさまざまなイベントも催され、卵のつかみ取り、北海道津別町のジャガイモ詰め放題、クイズ大会も行われ、会場は夫婦で来場した人や子どもと共に来た家族などでにぎわっていた。